Vol.112
2024年12月号
彩の国さいたま芸術劇場 |
2021年2月26日(金)19:00開演「ピアノ・エトワール・シリーズ Vol.39 藤田真央ピアノ・リサイタル」(振替公演)につきまして、当初発表しておりました演奏曲目を下記のとおり変更いたします。
お客様には事情ご賢察の上、何卒ご了承賜りますようお願い申し上げます。
【変更後の曲目】
モーツァルト: ピアノ・ソナタ 第6番 ニ長調 KV 284「デュルニツ」
モーツァルト: ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 KV 457
ブラームス:2つのラプソディー 作品79
リヒャルト・シュトラウス: ピアノ・ソナタ ロ短調 作品5
[藤田真央よりメッセージ]
今回のリサイタルでは、前半で大好きなモーツァルトの作品を、存分に聴いていただきます。
モーツァルト作品の魅力は、次から次へと形や色を変え、光や影をまとったり払ったりしながら、どんどん変化していくこと。
そこにモーツァルトの“お茶目でいたずらっ子”な人となりを感じます。なんとなく私の性格とも似てるかな・・・と思うこともしばしば、です。そしてそれがどんなに展開しても、モーツァルトの音楽には、幸福で哀しい” 美” が宿っています。
後半では、そのモーツァルトを崇拝していたリヒャルト・シュトラウスが、16歳の時に書いたピアノ・ソナタ(Op. 5)を演奏します。この作品は、グレン・グールドが最後に録音した曲としても有名ですが、CDでこの曲を知り、初めて聴いた時から、溢れる歌心、天にも昇るようなメロディー、モチーフを徹底的に使う発想力に惹かれました。
若い時の作品ですが、粗削りな中にある音楽への純粋さ、作曲家の原点への想いに、強く共感しています。
そして、若きリヒャルト・シュトラウスを認め交流のあったブラームスが、同じころに書いた「2つのラプソディー」と組合せました。
作曲家、演奏家たちが互いに影響しあい、社会の大きな変化の中で今に挑戦しその時の想いのたけを込めている後期ロマン派の美しい旋律と世界を、ともに感じることができれば・・・と願っています。
コンサートが行われることに感謝を込めて―
藤田真央
また、公演日の変更に伴いチケットの追加発売を2021年1月に予定しております。詳細は改めて発表いたします。
●公演詳細はこちら
公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団
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