彩の国さいたま芸術劇場は、開館30周年を迎える2024年、芸術監督 近藤良平率いる新しいシアターグループを立ち上げます。その名も「カンパニー・グランデ」。「グランデ」はスペイン語で“大きい”、「カンパニー」には“仲間”という意味があります。年齢、性別、国籍、障がいの有無、プロ、アマ、などの垣根を越えて、様々な創造性をもった人々が集い、そこから生まれる表現を探求することを目的とした大きな船のようなカンパニーです。
舞台芸術には日常生活のあらゆる要素が含まれています。「カンパニー・グランデ」では舞台芸術を軸としてジャンルを超えた様々な学びを得ながら、メンバー同士がそれぞれの人生や生活からアイデアを持ち寄って、対話を重ね、ともに実験を繰り返しながら、作品の創作に向かっていきます。劇場という創造・発信する空間で、ここでしか出会えない仲間とともに感性を磨き、表現の世界を深め、未来に向けた新しい創作のありかたを模索していきます。
「カンパニー・グランデ」は「集いの場」と考えます。
いつ来ても誰かがいて、絵を描いたり人形をならべたり寝そべったり、そんな部屋を思い浮かべています。
「人生のちっぽけな疑問」「花の美しさ」について語ったりもします。
誰のためでもなく、自分のためでもなく、巡るように空想にふけったり、試みたり、大合奏になったりしながら「楽しみ方」を見つけていこうと思います。
ギジュツやタテマエやミブンはいりません。
劇場にある集いの場で、ぜひそんな旅をしたいと思います。
彩の国さいたま芸術劇場 芸術監督
近藤良平
今井朋彦
(俳優・演出家)内橋和久
(ギタリスト・コンポーザー ・プロデューサー)川口隆夫
(パフォーマー)川村亘平斎
(影絵師・音楽家)島崎麻美
(ダンサー・振付家)武徹太郎
(音楽家・美術家)中納良恵
(歌手・音楽家)日比野克彦
(アーティスト)目黒陽介
(ジャグラー・演出家)森洋久
(情報科学研究・作曲家)DJみそしるとMCごはん
(ラッパー・トラックメイカー)※2年にわたって一緒に活動していきます
会場: 彩の国さいたま芸術劇場
※予定は変更になる可能性がございます。
※スタジオワーク②~⑤の開催時間・内容は参加メンバー決定後にお知らせします。毎回様々なスタジオワークを予定。各期どのスタジオワークに参加するかは希望選択制。希望者が定員を超えるワークは、参加が抽選になります。