理事長ごあいさつ
Greetings from the President

理事長ごあいさつ2024年3月

(公財)埼玉県芸術文化振興財団理事長 加藤容一

公益財団法人 埼玉県芸術文化振興財団
 理事長 加藤容一

当財団の運営につきましては、日頃より格別のご理解、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
財団では、芸術文化の振興を担う財団の使命、目的、あるべき姿などについて、ミッション、ビジョンなどの組織運営理念として掲げ、その実現に向けて取り組んでおります。

【ミッション】:Art for Life-すべての人生に芸術を-
【ビジョン】:アートでつなぐ-人・地域・世界-

 (1)世界に通用する舞台芸術を創造・提供する。
 (2)県民に対し満足度の高い芸術文化活動の実践の場を提供する。
 (3)社会や地域の課題に対し芸術文化活動を通じてその解決に貢献する。

そして、2022年4月より彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督として振付家でダンサーの近藤良平氏を迎え、「クロッシング」をテーマとした、新しい表現を創出しております。「クロッシング」という言葉には、〈多彩なアーティストがクロス〉、〈多様な人々がクロス〉、〈地域あるいは地域間でクロス〉という、3つの“クロス”の意味が込められています。

2024年3月1日に17か月間の休館期間を経て、彩の国さいたま芸術劇場はリニューアルオープンいたします。

新装なった劇場では、近藤芸術監督が休館中に県内の多彩な文化を探索し、地域の方々とともに創作活動を行ってきた「埼玉回遊」の1年間の集大成である『埼玉回遊〈特大号!〉~風と土地のロマンス』や、ノゾエ征爾氏演出の『マクベス』、そして5月には吉田鋼太郎氏演出・出演の「彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd」をスタートさせるなど「創造する劇場」の新たな時代の幕開けとなります。さらに10月15日には、芸術劇場は開館30周年を迎えるなど、まさに2024年は記念すべき年となります。

近藤芸術監督のもと、皆様の生活に新たな発見や喜びを見つけ、楽しさに包まれる時間を提供するとともに、皆様がワクワクしながら足を運べる開かれた広場として、あらゆる人々が自由闊達に交わりアートを創造・発見する劇場を目指してまいります。

新しくスタートする劇場に大いにご期待いただくとともに、引き続き、皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

2024年3月
公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団理事長
加藤 容一

[プロフィール] (かとう・よういち)

1978年4月 サッポロビール株式会社入社
サッポロ不動産株式会社代表取締役社長
サッポロホールディングス株式会社常務取締役
株式会社さいたまアリーナ代表取締役社長などを歴任
2020年6月 (公財)埼玉県芸術文化振興財団理事長就任

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