下田昌克による絵本『死んだかいぞく』をノゾエ征爾の脚本・演出で舞台化!
「死」を見つめて、「生」を考える絵本が音楽劇として立ち上がる!
2024年7月20日(土)~28日(日)各日14:00
※7月20日(土)はプレビュー公演
※【当日券なし】7/27(土)・7/28(日)音楽劇『死んだかいぞく』の当日券の販売はございません。予めご了承ください。
彩の国さいたま芸術劇場
音楽劇『死んだかいぞく』
下田昌克による絵本『死んだかいぞく』をノゾエ征爾の脚本・演出で舞台化!
「死」を見つめて、「生」を考える絵本が音楽劇として立ち上がる!
2024年7月20日(土)~28日(日)各日14:00
※7月20日(土)はプレビュー公演
※【当日券なし】7/27(土)・7/28(日)音楽劇『死んだかいぞく』の当日券の販売はございません。予めご了承ください。
一般発売 | 2024年5月18日(土) |
メンバーズ発売 | 2024年5月11日(土) |
当日券なし
三日月のよる、ふねの うえで かいぞくが はらを さされた。
いつも いばってばかりいるから。
ほんとうは つよいらしいけれど、
いつも よっぱらっていたから かんたんに さされた。 (本文より)
絵本の常識を打ち破るような1ページから始まる『死んだかいぞく』。
体の動かない死んだ「かいぞく」は、海の生き物たちに身に着けていたものや体の一部を次々と奪われながら海の底へと沈んでいきます。
詩的な言葉と美しいイラストで描かれた本作は、「死」という誰にとっても身近でありながら、普段は目を背けがちなモチーフから「生」を見つめなおす作品です。
この絵本を舞台化するにあたり、脚本・演出を務めるノゾエ征爾は「かいぞく」が自らの人生を回想するシーンを書き加え、死を受け入れていく「かいぞく」の体とは逆行して、物語は生の起源へと向かっていきます。
人生で何が一番大切だったのか? 最後に残るものとは何か?
主役の「かいぞく」役には舞台を中心に映画、ドラマに数多く出演し、硬軟自在の演技力と唯一無二の存在感で観客の心をつかむ山内圭哉が決定。さらに山下リオ、家納ジュンコ、竹口龍茶、熊谷拓明、片岡正二郎ら多彩なキャストが顔をそろえました。
原作者の下田昌克自身が舞台美術・衣裳・小道具デザインを手掛け、ノゾエ作品には欠かせない田中馨の音楽とともに、大人から子供まで楽しめる音楽劇としてお届けします。
どうぞご期待ください。
えらそうなかいぞくが殺され、海に投げ出された。
体が沈みゆく中、海の生き物たちが次々と現れ、かいぞくが身につけているものを一つ、また一つと取っていく。
帽子、宝石、服、そして……。
「ああ、オレの大切なものを持っていかないでくれ!」
その一つ一つから見えてくるかいぞくの人生。
そうしてさかのぼっていった先にたどりつくのは……。
日時 | <2024年7月20日(土)~28日(日)・全8回公演> 2024年7月20日(土)14:00 ★プレビュー公演 |
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上演時間 | 約100分(休憩なし) |
会場 | 彩の国さいたま芸術劇場 小ホール |
原作 | 下田昌克(ポプラ社の絵本『死んだかいぞく』より) |
脚本・演出 | ノゾエ征爾 |
音楽 | 田中 馨 |
スタッフ | 美術・衣裳・小道具デザイン:下田昌克/照明:吉本有輝子/音響:井上正弘/振付:熊谷拓明/ヘアメイク:小林雄美/演出助手:陶山浩乃/舞台監督:川除 学 |
出演 | 山内圭哉、山下リオ、家納ジュンコ、竹口龍茶、熊谷拓明、片岡正二郎 ミュージシャン:田中 馨、東郷清丸 |
主催・企画・製作 | 公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団(彩の国さいたま芸術劇場) |
助成 | 文化庁文化芸術振興費補助金 |
託児 | 0歳6か月以上の未就学児に対して託児のご予約を承ります。 【託児お申し込み先】 |
埼玉公演後のスケジュール | 8月 4日(日)上田公演(サントミューゼ 小ホール) |
当日券なし |
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料金 (税込) |
【全席指定】 ★プレビュー公演 ※推奨年齢4歳以上 |
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発売日 | 【一般】2024年5月18日(土) |
1967年生まれ。兵庫県神戸育ち。画家、アーティスト。94年から2年間、中国、チベット、ネパール、インド、ヨーロッパを巡り、出会った人々のポートレイトを描く。97年、日本に持ち帰った絵で週刊誌での連載を開始し、本格的に絵の仕事を開始。現在はイラスト、絵本などの創作活動とともに、布を使った恐竜作品の制作も行う。2018年のメンズコレクションのショーにてコム デ ギャルソン・オム・プリュスにそのヘッドピースが採用され、パリコレに恐竜が登場した。主な著作に『PRIVATE WORLD』(山と渓谷社)、『恐竜がいた』(スイッチパブリッシング)など。近著に『よるがやってくる』(こぐま社)、詩人 谷川俊太郎との共著『ハダカだから』(スイッチパブリッシング)がある。宮本亜門演出の舞台『ピノキオ~または白雪姫の悲劇~』では舞台美術を、ノゾエ征爾演出の舞台『ボクの穴、彼の穴』では衣裳・小道具デザインを手掛けた。
脚本家・演出家・俳優・劇団「はえぎわ」主宰。99年に「はえぎわ」を始動以降、全作品の作・演出を手掛ける。2012年、はえぎわ公演『○○トアル風景』にて、第56回岸田國士戯曲賞受賞。さいたまスーパーアリーナで約1,600人の高齢者が出演した大群集劇「1万人のゴールド・シアター2016」の上演、松尾スズキ原作の絵本を舞台化した『気づかいルーシー』など劇団外でも活躍。近年の主な演出作品に、『物理学者たち』、『明るい夜に出かけて』、『ガラパコスパコス〜進化してんのかしてないのか〜』、はえぎわ×彩の国さいたま芸術劇場『マクベス』などがある。9月17日より『ボクの穴、彼の穴。W』、11月より『ロボット』の演出作品が控える。
ミュージシャン・作曲家。主にベーシストとして活動。2011年、SAKEROCKを脱退。12年、自身のプロジェクトHei Tanakaを結成。13年、乳幼児とその親のための演奏会「チリンとドロン」を結成。15年、インドネシアの伝統的な影絵師と音楽家による最小演劇「影絵と音楽」のDVDをクラウドファンディングにてリリース。同年、SAKEROCKに復帰し、両国国技館にて解散ライブを行う。これまで音楽を手掛けた舞台に『気づかいルーシー』、『明るい夜に出かけて』、『ガラパコスパコス~進化してんのかしてないのか』(いずれもノゾエ征爾演出)、『イロアセル』、『幽霊はここにいる』(西井夕紀子と共同)などがある。