さいたまネクスト・シアターの最終公演が決定!
細川洋平(ほろびて)の書き下ろし作品を岩松了の演出で上演!
2021年8月5日(木)〜15日(日)
彩の国さいたま芸術劇場
さいたまネクスト・シアター最終公演 『雨花のけもの』
さいたまネクスト・シアターの最終公演が決定!
細川洋平(ほろびて)の書き下ろし作品を岩松了の演出で上演!
2021年8月5日(木)〜15日(日)
一般発売 | 2021年5月29日(土) |
メンバーズ発売 | 2021年5月22日(土) |
2009年に若手俳優育成プロジェクトとしてスタートした「さいたまネクスト・シアター」。集団を率いた蜷川幸雄氏との濃密な時間の中から生まれた作品は、2作品連続で読売演劇大賞優秀作品賞を受賞したほか、さいたまゴールド・シアターとの共演作『鴉よ、おれたちは弾丸をこめる』『リチャード二世』では海外公演を成功させるなど、目覚ましい成果をあげてきた。2016年に蜷川氏が逝去した後も新シリーズ「世界最前線の演劇」や外部公演などで、蜷川氏の薫陶を受けたメンバーたちはその存在感を遺憾なく発揮。
活動開始から13年目となる今年、平均年齢34歳、1期生から4期生までの14名のメンバーたちは8月に行う最終公演でネクスト・シアターの活動に区切りをつけることとなった。
脚本、演出には、集団の有終の美を飾るにふさわしい刺激的な組み合わせが実現。演出を務めるのは、ゴールド・シアターへ3作品を書き下ろし、蜷川氏の信頼も厚い岩松了。鶴屋南北戯曲賞を受賞したゴールド・シアター『薄い桃色のかたまり』(2017年)ではネクストメンバーの活躍も評判となった。脚本には「次代を担う劇作家を起用したい」という岩松からの発案を受けて、演劇カンパニー「ほろびて」を主宰する細川洋平が選ばれた。2020年に上演した『ぼうだあ』が複数の評論家から高い評価を受けるなど、いま演劇界で注目を集める劇作家だ。外部への作品提供は初めての細川が、ネクスト・シアターのために新作を書き下ろす。13年間の活動の集大成ともいえる最終公演にどうぞご期待ください。
唐木井折は、社会になじめない若者たちをペットとして富裕層に売りさばいている。
ある日、唐木は望月からの依頼でペット候補を品定めする「パドック」を主催する。二人のほかに、中島と高丘が招待されていた。
唐木の手元に残っているのは“こがねい”と“まちだ”の2人の若者。しかし、望月の書いた「レシピ(台本)」では、唐木のペットである“さすけす”と中島のペットである“るしあ”が配役されていた。パドックが始まり、望月のレシピを演じるさすけすとるしあ。クライマックスの場面でさすけすの様子が明らかにおかしくなる。唐木は望月を気にして動揺するなか、パドックが中断される。
さすけすに起きた異変は、ペットを飼う富豪たちと飼われるペットたちに影響を及ぼし、それぞれの思いが交錯していく……。
公演日時 |
※8月13日(金)18:30の回は、映像収録のため場内にカメラを設置いたします。 |
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上演時間 | 約2時間(休憩なし) |
会場 | 彩の国さいたま芸術劇場 小ホール |
作 | 細川洋平 |
演出 | 岩松 了 |
出演 | さいたまネクスト・シアター |
主催・企画・製作 | 公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団 |
託児 | 2歳以上の未就学児に対して託児のご予約を承ります。
【託児お申し込み先】 |
料金 (税込) |
【全席指定】
*車椅子でご来場の方は前日までにSAFチケットセンターへご連絡ください。 ※営利目的でのチケットの購入、転売は固くお断りいたします。 |
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発売日 | 【一般】2021年5月29日(土) |
劇作家、演出家、俳優、ほろびて主宰。
1978年、埼玉県出身。早稲田大学第一文学部中退。在学中に早大演劇倶楽部内で、作・演出を務める劇団「水性音楽」を結成し、 2006年まで活動。また、「演劇弁当猫ニャー」に役者として2000年から2004年の解散まですべての公演に参加。 2009年にソロカンパニー「ほろびて」を立ち上げ、2015年より本格始動。俳優としても映像、舞台を中心に出演作多数。
劇作家、演出家、俳優。
1952年、長崎県生まれ。1986年、東京乾電池「町内シリーズ三部作」を皮切りに作・演出を手掛け、1989年『蒲団と達磨』で岸田國士戯曲賞を受賞。以後、数多くの作品を世に送り出す。1993年『こわれゆく男』『鳩を飼う姉妹』で紀伊國屋演劇賞個人賞、1998年『テレビ・デイズ』で読売文学賞を受賞。2017年のさいたまゴールド・シアター公演『薄い桃色のかたまり』(作・演出)で鶴屋南北戯曲賞を受賞。俳優としてもテレビドラマ、映画、舞台に多数出演。
「次代を担う若手俳優の育成」を目的に2009年に前芸術監督である蜷川幸雄が立ち上げた演劇集団。1,225名の応募者の中からオーディションで選ばれた44名で始動。第2回公演『美しきものの伝説』、第3回公演『2012年・蒼白の少年少女たちによる「ハムレット」』で2作品連続して読売演劇大賞優秀作品賞を受賞。14年、さいたまゴールド・シアターとの共演作『鴉よ、おれたちは弾丸をこめる』で3カ国5都市を巡るワールドツアーに参加。15年の第6回公演『リチャード二世』でハヤカワ「悲劇喜劇」賞を受賞。同作は16年、「クライオーヴァ国際シェイクスピア・フェスティバル」の招聘を受け、ルーマニア公演も行った。17年、さいたまゴールド・シアター公演『薄い桃色のかたまり』ではゴールド・シアターとの見事なコラボレーションを見せた。18年より新シリーズ「世界最前線の演劇」を開始し、第1弾『ジハード-Djihad-』、第2弾『第三世代』、第3弾『朝のライラック』を上演。20年12月、リーディング公演『作者を探す六人の登場人物』を上演し、好評を博した。平均年齢34.1歳、1期生から4期生までの14名が所属(2021年4月1日現在)。