Vol.111
2024年10月号
彩の国さいたま芸術劇場
ジャンル・クロス
作品紹介
SCAPER(スケーパー)とは、景色を表す「scape」に人・物・動作を示す接尾辞「-er」を加えた、さいたま国際芸術祭2023のディレクターを務める現代アートチーム目[mé]が創作した概念。例えば白髭を蓄えてベレー帽にパイプをくわえて古いイーゼルを立てて風景画を描いている「絵に描いたような絵描き」や、まるで計算されたかのように「道端で綺麗なグラデーションの順番に並ぶ落ち葉」のような、パフォーマンスなのか、偶然そこに居合わせた人なのか見分けがつかない存在を仕掛ける企画。当劇場 芸術監督の近藤良平が独自の視点でこのSCAPER(スケーパー)を演出する。いつどこに出現するかは不明。どうぞご期待ください!
※本企画には、芸術祭ディレクター 現代アートチーム目[mé]、東洋大学 建築学科 田口陽子研究室(地域デザイン研究室)も参画し、さまざまなSCAPERを仕掛けます。
《さいたま国際芸術祭2023プログラム》
公演日時 | 2023年 芸術祭会期中、 |
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会場 | さいたま国際芸術祭開催エリア |
ディレクション | 近藤良平(振付家・ダンサー) |
料金 (税込) |
無料 |
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コンドルズ主宰・振付家・ダンサー。ペルー、チリ、アルゼンチン育ち。96年に自身のダンスカンパニー「コンドルズ」を旗揚げし、全作品の構成・演出・振付を手がける。TBS系列『情熱大陸』、NHK総合『地球イチバン』、『AERA』表紙などで脚光を浴びる。NHK教育『からだであそぼ』内「こんどうさんちのたいそう」、『あさだ!からだ!』内「こんどうさんとたいそう」、NHK 総合『サラリーマンNEO』内「テレビサラリーマン体操」振付出演、NHK連続テレビ小説『てっぱん』、NHK大河ドラマ『いだてん』振付など、親しみやすい人柄とダンスで幅広い層の支持を集める。野田秀樹作・演出による演劇作品や前田哲監督、三池崇史監督の映画、テレビCMなど、多方面で表現者として活躍。0歳児からの子ども向け観客参加型公演「コンドルズの遊育計画」や、埼玉県との共働で障害者によるダンスチーム「ハンドルズ」公演など、多様なアプローチでダンスを通じた社会貢献にも取り組んでいる。多摩美術大学教授、東京大学、立教大学で非常勤講師を務めるほか、全国各地で公演やワークショップを行っている。第4 回朝日舞台芸術賞寺山修司賞、第67回芸術選奨文部科学大臣賞、第67回横浜文化賞受賞。愛犬家。彩の国さいたま芸術劇場芸術監督。
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