Vol.111
2024年10月号
埼玉会館
マギー・マランがベケットの世界に着想を得て創った
衝撃のダンスシアター
2022年
11月 19日(土)・20日(日)15:00 開演
※当日券は、開演の1時間前より大ホール入口受付にて販売します。
※両日ともにS席(19日は若干枚)・A席を販売予定。
一般発売 | 2022年9月24日(土) |
メンバーズ発売 | 2022年9月17日(土) |
当日券あり
フランスを拠点に1970年代後半から社会的なテーマを扱った数々の作品で問題提起し続ける振付家、マギー・マランの作品が9年ぶりに来日します。
今回上演する『May B』の初演は1981年。戦後ヨーロッパの演劇界に革新をもたらした劇作家、小説家サミュエル・ベケットの不条理演劇から着想を得て創られました。全身を白い泥のようなもので覆い、疲れ果て自由のきかない老いた身体で生にしがみつく人間たちの欲望や情動、孤独をアイロニカルに描いた本作は、「若く、美しい身体で踊る」という当時の西欧ダンスの常識に反旗を翻し、新たなダンスの可能性を提示、ダンス・演劇界に衝撃を与えました。
マランはベケット作品における身体性に着目し、それまでダンスがあえて踏み込まなかった、老いや待ち受ける死に抗う人々のエネルギーをダンスシアターという形で表現したのです。ギャヴィン・ブライアーズの『Jesus’ Blood Never Failed Me Yet(イエスの血は決して私を見捨てたことはない)』の歌声がループする中、老人たちが希望から切り離された生に直面し、目的地を見出せずに彷徨うさまは、格差が広がる今のわたしたちの社会、時代にも通じるものがあるのではないでしょうか。
初演から40年以上経った今なお、少しも色褪せることなく世界中で上演され続けている『May B』。ダンス史にその名を確実に残すマギー・マランの傑作を目の当たりにする、この貴重な機会をどうぞお見逃しなく。
マギー・マラン『May B』
日時 | 2022年 ※やむを得ない事情により公演等に変更が生じる場合がございます。 |
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上演時間 | 約90分(途中休憩なし) |
会場 | 埼玉会館 大ホール |
演出・振付 | マギー・マラン |
出演 | カンパニー・マギー・マラン |
主催・企画・制作 | 彩の国さいたま芸術劇場(公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団) |
助成 | 文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) |
後援 | 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本 |
託児サービス | 本公演への未就学児の入場はご遠慮ください。 【託児お申し込み先】 ※お子さま1人につき1,000円の負担金をいただきます。 |
感染防止策チェックリスト | こちら(PDF)をご覧ください。 |
その他の公演 | 【北九州】 |
当日券あり |
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料金 (税込) |
【全席指定】
*U-25は公演時、25歳以下の方が対象です。入場時に身分証明書をご提示ください。 |
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発売日 | 【一般】2022年9月24日(土) |
フランス・トゥールーズのコンセルヴァトワールでバレエを学び、モーリス・ベジャールのバレエ学校ムードラを経て、ベジャール率いる20世紀バレエ団に参加。1978年バニョレ国際振付コンクールにて優勝。1981年、『May B』を発表し世界的な注目を集める。1984年、カンパニー名を「カンパニー・マギー・マラン」とし、1985年にはフランス国立クレテイユ/ヴァル・ド・マルヌ振付センターのレジデント・カンパニーとなる。1987年、音楽家ドゥ二・マリオットとの出会いにより、新たな実験的コラボレーションを始める。1998年から2011年までリリュー・ラ・パプ国立振付センターにて、その後はトゥールーズに、2014年以降はリヨンに拠点を移し精力的に活動している。代表作『May B』以後、『バベル・バベル』(1982)、『エデン』(1986)、『ワーテルゾーイ』(1993)、『拍手は食べられない』(2002)、『ウンヴェルト』(2004)等、数々の衝撃作を発表。またリヨン・オペラ座バレエ団の委嘱による、『サンドリヨン(シンデレラ)』(1985)をはじめ、パリ・オペラ座バレエ団、ネザーランド・ダンス・シアター等による委嘱作品も多数手がけ、世界各国で演劇・ダンスの両分野から高く評価されている。
【チケット取扱い】
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・電話 0570-064-939(10:00~17:00/毎週月曜日および埼玉会館休館日を除く)
※一部IP電話からは、ご利用いただけません。
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