Vol.111
2024年10月号
彩の国さいたま芸術劇場
2022年4月
6日(水)10:30/14:30
7日(木)10:30/14:30
8日(金)10:30/14:30
9日(土)10:30/14:30★
10日(日)10:30/14:30
(1日2回、計10回上映)
※前売券なし・当日現金支払いのみ・全席自由・各回入替制・整理券制
★4月9日(土)14:30の回終了後、アフターセミナー開催。ゲスト:桑原 静 さん(BABAlab代表、シビックテックさいたま世話人)
【重要】彩の国シネマスタジオ/新型コロナ感染症拡大防止対策とご来場の皆さまへのお願い
いまスウェーデン映画が熱い!
スウェーデンで国民の5人に1人が見た、
スウェーデン映画史上3位の記録的大ヒット映画!
累計発行部数250万部を超えた世界的ベストセラー
フレドリック・バックマンの小説の映画化
強い愛情はとんでもない結果を生み出す?!
不機嫌じいさんが隣人と巻き起こす
笑いと涙、悲哀と喜劇!
スウェーデン作家による大ベストセラー小説の映画化『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』(09)の成功を受けて、ハリウッドでのリメイク『ドラゴン・タトゥーの女』(11)が製作され世界的ヒットを飛ばした。同国の女優のアリシア・ヴィキャンデルが『リリーのすべて』(16)で第88回アカデミー賞®助演女優賞を受賞するなど、世界的に注目される存在となったスウェーデン映画界。
そんな中、スウェーデンの人気小説家フレドリック・バックマンによるデビュー作の映画化が、この『幸せなひとりぼっち』。12年に発表後、35か国以上で翻訳され、250万部以上も出版され、日本でも16年10月に発売された。希望を見出せなくなった頑固な老人が、新しい隣人を迎えいれることで再び生きる希望に恵まれ、自分の人生を見つめ直していく姿をユーモラスかつ詩情たっぷりに描くヒューマンドラマだ。
本作は、15年のクリスマスに公開されるやいなや、あの『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)を抑え、5週連続1位の記録的ヒットとなり、160万人を超える動員を記録してスウェーデン映画史上3位となる興行成績を樹立した。人口990万人の同国で、実に約5人に1人が観たという国民的映画となり、公開から5か月を超える大ロングランになった。映画サイトには「心温まる美しい映画」「自分の父親を思い出して泣けた」などの感動のコメントがずらりと並び、観客が惜しみない賛辞を贈った映画だ。
主役のオーヴェを演じたのは、スウェーデンを代表する名優ロルフ・ラスゴード。スウェーデンのアカデミー賞といわれる最大の栄誉”ゴールデン・ビートル賞”の主演男優賞を93年に受賞し、16年に本作で2度目の受賞をした。彼の演じた孤独な老人オーヴェはルールに厳格で、車は国産車のサーブ以外は認めないなど、スウェーデン人のツボをくすぐる無口で無骨なキャラクターとして好意的に受け入れられ、同賞の観客賞も受賞した。オーヴェは周囲の人々とぶつかってばかりでとっつきにくい人間だが、口の悪さもいつしか愛嬌を帯びてくるから不思議だ。孤独や悲哀を感じさせつつ、ふとした時に微笑みを垣間見せるなど、巧みな演技が高く評価された。
監督のハンネス・ホルムは、80年代から映画・テレビドラマなどの演出を手掛けるベテラン。映画専門サイトIMDbでも7.6点の高評価を得るなど、各国の映画祭でも観客賞を次々と受賞している。
愛する妻を亡くした孤独な中年男オーヴェ。かつて町内の自治会長を務めたこともあり、近所には規律に厳しい人間として知られていた。年齢を重ねてからは気難しさに拍車がかかり、いつしか鼻つまみ者でしかない厄介なおじさんと化していた。地域の治安を守るため、共同住宅地の監視役を自ら買って出ていたのだが、数年前、自治会選挙で落選。今や、誰からも望まれていない見回り日課とする日々を送っているのであった。
オーヴェは43年間、鉄道局職員としての仕事を全うしてきたが、突如クビを宣告されてしまう。家に帰れば、今は亡き妻の面影が脳裏をよぎる。孤独に耐え切れなくなった彼は、自宅の天井にロープをかけ、首つり自殺を図る。ところがその時、向かいのテラスハウスへ引っ越してきたパルヴァネ一家の騒がしい声がオーヴェの耳に飛び込んでくる。一家の車がオーヴェの家の郵便受けにぶつかってしまい、自殺どころではなくなってしまう。オーヴェは外へ飛び出すと烈火のごとく怒り、挨拶もしないまま代わりに車を駐車場にきれいに車を停め、ぶつぶつ文句を言いながら家に帰る。
翌日、迷惑をかけたと思ったパルヴァネが、お詫びのペルシャ料理を届けに来る。オーヴェとパルヴァネ。生き方も考え方も違う二人だったが、この美味しい手料理をきっかけに、思いがけない友情が芽生えていく。頑固な態度は相変わらずだが、近所同士のあたたかい交流に心を溶きほぐされていくオーヴェ。やがて、オーヴェは妻・ソーニャとの出会い、そして、妻と自分の人生を一変させたある出来事について語り始めたのだった…。
上映日時 | 2022年4月 |
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会場 | 彩の国さいたま芸術劇場 映像ホール |
作品情報 | 【監督・脚本】 ハンネス・ホルム 【原 作】 フレデリック・バックマン 【出 演】 ロルフ・ラスゴード、バハー・パール、フィリップ・ベリ、イーダ・エングヴォル、カタリナ・ラッソン (2015年/スウェーデン/116分)
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主催 | 特定非営利活動法人埼玉映画ネットワーク |
提携 | 彩の国さいたま芸術劇場 |
必ずお読みください | ◆マスクを着用されていない方はご入場いただけません。会場内では常時マスクの着用をお願いいたします。 ◆受付時に検温を実施します。37.5度以上の熱があった場合は、入場をお断りさせていただきます。予めご了承ください。 ◆新型コロナ感染症拡大防止の対策のため、入場にあたってお名前と連絡先の記入をお願いしています。 ※新型コロナウイルス感染症拡大防止対策についての詳細はこちらもあわせてご確認ください。ご来場の前にご一読をお願いいたします。 |
料金 (税込) |
【全席自由】 一般1,100円/小中高生550円*(何れも税込) |
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