彩の国さいたま芸術劇場

シネマ・イベント

彩の国シネマスタジオ
『ワン・モア・ライフ!』

2021年11月
 10日(水)10:30/14:30
 11日(木)10:30/14:30
 12日(金)10:30/14:30
 13日(土)10:30/14:30
 14日(日)10:30/14:30
(1日2回、計10回上映)

※前売券なし・当日現金支払いのみ・全席自由・各回入替制・整理券制

【重要】彩の国シネマスタジオ/新型コロナ感染症拡大防止対策とご来場の皆さまへのお願い

※上映会は当面のあいだ入場制限を継続する予定です。

 

天国からまさかのトンボ返り?!

人生のロスタイムを手に入れたダメおやじの92分一本勝負!

愛と感謝と懺悔のイタリアン疾走コメディ!!

 

 

映画の舞台は、ルキーノ・ヴィスコンティ監督作の『山猫』でも舞台になったシチリア島のパレルモ。1990年代までは、『シチリアーノ 裏切りの美学』でも描かれたように、犯罪組織コーザ・ノストラが牛耳る町だった。しかし現在では、インスタ映えする旧市街や透明なビーチ、目の前の地中海で獲れたシーフードが自慢のリストランテで人気のリゾート地に生まれ変わった。

劇中では、主人公パオロが不倫相手とデートするシチリア州立美術館、待ち合わせの名所プレトーリア広場やパレルモの胃袋的存在のカーポ市場、町と海を一望できるモンテ・ペッレグリーノなど、人気の観光スポットが次々と登場する。新生パレルモの今を見せてくれるこの映画は、石畳の路地で生活する人々の日常が明るく描かれている。

主演は本作の舞台となったパレルモ出身で、ピフの愛称で大人気のピエールフランチェスコ・ディリベルト。フランコ・ゼッフィレッリ監督のアシスタントとして映画界でキャリアをスタートさせ、その後、テレビの世界で放送作家や司会者として活躍。13年にはパレルモでの子供時代をもとにした『マフィアは夏にしか殺らない』で映画監督デビューし、高く評価された多彩な人物だ。本作ではピフを想定して脚本を書いたと監督が語るように、欠点だらけだがなんだか憎めないパオロを愛嬌たっぷりに演じている。夫の度重なる浮気を見て見ぬふりをし、家庭を守る妻アガタを演じるのは、歌手のトニーだ。偶然にもピフと同郷で同じ学校の卒業生という彼女は、ピフの2作目『愛のために戦地へ』に曲を提供したこともあるが、俳優としては本作が初タッグとなる。そして、哲学めいた発言で地上の人間を煙に巻く天国の役人を演じるのは、『ナポリの隣人』(17年)でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞をはじめイタリア国内の主要映画賞で主演男優賞三冠を達成した名優レナート・カルペンティエーリだ。

楽しいことだけを追いかけてきたダメ男のパオロが、初めて直面した人生最大のピンチ、”死”。死と直面して大切にするべきものに気づいた男に呆れ、家族の再生に泣く。たった92分でも本気になれば自分すら変えられる?!そんなハートウォーミングな人生コメディが、映画『ワン・モア・ライフ!』だ。

あらすじ

イタリア、シチリア島。パレルモの港で技師として働くパオロのお楽しみは、交差点を赤信号ですり抜けること。ある日の仕事帰り、いつものように交差点をスクーターで通過中、同じように赤信号を猛スピードで突っ込んできたバンに衝突され、あっさりと即死したのだった。死の瞬間、脳裏をよこぎったのは、愛する妻アガタや子供たちのことと思いきや、恋人に告げられた深すぎる一言や、客待ちタクシーの列の謎など、人生の最期に思い出すには”どーでもいいこと”ばかりだった。

そう、パオロは、来るもの拒まず、後先考えずにママ友や手近なところで火遊びを繰り返しては、家族サービスを全力で拒否するような”自分勝手なダメ親父”だったのだ。

死者でカオス状態の天国の入口にたどり着いたものの、予想外に短い寿命に納得できないパオロは天国の役人に食ってかかる始末であったが、寿命計算システムにデータが反映されていない前代未聞の計算ミスが発覚し、天国から地上に戻ることになる。しかし延長された寿命は、なんとたったの92分間だけだった。

それでも監視役の役人に付き添われて天国のエレベーターで自宅に戻ることとなったパオロは、残された時間を家族と一緒に過ごそうとする。だが、待っていたのは家族からうざがられる悲しい現実だった。

身から出た錆とはいえ、この悲しい現実に直面したパオロは、最期の時が迫る中、家族の絆を取り戻そうと一念発起。今さら過去の過ちは変えられないが、少しでも良き夫、良き父だったと偲んでもらえる人間になろうと、しつこくつきまとう天国の役人の監視をかいくぐり、92分間一方勝負の人生やり直しゲームに挑むのだったが‥‥。

 

 

 

 

公演インフォメーション

上映日時

2021年11月
   10日(水) 10:30/14:30
   11日(木) 10:30/14:30
   12日(金) 10:30/14:30
   13日(土) 10:30/14:30
   14日(日) 10:30/14:30

会場

彩の国さいたま芸術劇場 映像ホール

作品情報

【監 督】 ダニエーレ・ルケッティ

【脚 本】 フランチェスコ・ピッコロ

【出 演】 ピエールフランチェスコ・ディリベルト(ピフ)、トニー・エドゥアルト、レナート・カルペンティエーリ、アンジェリカ・アレルッツォ、フランチェスコ・ジャンマンコ、ヴィンチェンツォ・フェッレーラ、フランツ・サント・カンタルーポ、マンフレディ・パンニッツォほか

 

 (2019年/イタリア/94分)

 

 

主催

特定非営利活動法人埼玉映画ネットワーク

提携

彩の国さいたま芸術劇場

必ずお読みください

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◆上映会は当面のあいだ入場制限を継続する予定です。

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チケットインフォメーション

料金
(税込)

【全席自由】

一般1,100円/小中高生550円*(何れも税込)

※前売券なし・当日現金支払いのみ・各回入替制・整理券制

*学生証を確認する場合がございます。

 

オンラインチケット予約
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※当日券はご予約いただけません。