彩の国さいたま芸術劇場

演劇

さいたまゴールド・シアター第8回公演
『聖地2030』

脚本・演出 松井周コメント/公演中止・払戻方法について

 

さいたまゴールド・シアターの約3年半ぶりの本公演は、第4回公演『聖地』を書き下ろした松井周(サンプル)の脚本・演出による新作!

 

2021年2月11日(木・祝)〜21日(日)

 

【重要】新型コロナウイルス感染症対策とご来場の皆さまへのお願い

チケットインフォメーション

一般発売

2020年12月20日(日)

メンバーズ発売

2020年12月19日(土)

※公演中止

2010年9月、さいたまゴールド・シアター第4回公演として初演された『聖地』(作:松井 周/演出:蜷川幸雄)は、安楽死法が施行された近未来、日本のとある高齢者施設を舞台に、社会に居場所を失った高齢者たちの怒りや悲哀がリアリスティックに描かれる群像劇となった。

新型コロナウイルス感染症の終息が未だ見通せない状況下で行われる第8回公演では、この『聖地』を作者の松井自身の演出により新たに『聖地2030』としてリニューアルし、上演する。初演時より出演人数を減らし、ある施設に集まった高齢者、若者、中間世代の登場人物たちがいくつかのトピックについて議論しながら劇を進行させていく“シンポジウム形式”の演劇づくりを試みる。すべてを台本通りではなく、ある部分は即興的に演じられ、観客を虚構と現実の間にいざなうことで、「老い」や「死」のあり方についてさらに切実に問いかける作品となるだろう。

平均年齢81歳のさいたまゴールド・シアターの新たな挑戦にご期待ください。

 

松井周(脚本・演出)コメント
「あなたは生きてる価値がない」という言葉がSNS に溢れる時代。そんな言葉に負けまいと思っても、次は「人に迷惑をかけないで、自分のことは自分でなんとかしよう」なんて言葉に捕まってしまう。『聖地』初演(2010)は「いらないもの」とされた老人たちが抵抗を試みる話だ。しかし、それは震災前の「もしも」の感覚だ。しかし今、事態は「まさに」だ。じゃあ、どんな抵抗があり得るのか? あれ? 苦しい。けれど、抜け道はあるはずだと蜷川さんを思い浮かべながら進んでいこう。

公演インフォメーション

公演日時

※後日配信あり。詳細は決まり次第お知らせします。

会場

彩の国さいたま芸術劇場 小ホール

脚本・演出

松井 周

出演

さいたまゴールド・シアター
菅原直樹、大竹 直、高橋義和、遊屋慎太郎、佐藤 蛍(さいたまネクスト・シアター)、得丸伸二

※さいたまゴールド・シアターは複数のグループに分かれて日替わりで出演予定です。詳細は決まり次第お知らせします。

主催・企画・製作

公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団

助成

文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
一般財団法人地域創造

 

チケットインフォメーション

料金
(税込)

【全席指定】
一般 4,000円/U-25 3,000円/メンバーズ 3,600円

*座席の間隔をあけるため、販売席数を通常より縮小いたします。
*車椅子でご来場の方はSAFチケットセンターへご連絡ください。
*U-25:公演時、25歳以下の方が対象です。入場時に身分証をご提示ください。
*未就学児の入場はご遠慮ください。

※営利目的でのチケットの購入、転売は固くお断りいたします。

発売日

【一般】2020年12月20日(日)
【メンバーズ】2020年12月19日(土)

 

プロフィール

松井 周(まつい・しゅう)/ 脚本・演出
profile

劇作家・演出家・俳優。1972年生。東京都出身。1996年劇団「青年団」に俳優として入団、2007年に劇団サンプルを結成。作家・演出家としての活動を本格化させる。2011年『自慢の息子』で岸田國士戯曲賞を受賞。2016年『離陸』で2016 Kuandu Arts Festival(台湾)に、2018 年『自慢の息子』でフェスティバル・ドートンヌ・パリ(仏)に参加した。近作では KAAT 神奈川芸術劇場プロデュース『ビビを見た!』の上演台本・演出、inseparable『変半身(かわりみ)』(共同原案:村田沙耶香)の原案・脚本・演出がある。12月、書き下ろし新作ホリプロ『てにあまる』(演出:柄本明)が上演予定。

さいたまゴールド・シアター

「年齢を重ねた人々が、その個人史をベースに、身体表現という方法によって新しい自分に出会うことは可能か」という蜷川幸雄の発案を基に、2006年4月、1,200名を超える応募者の中からオーディションで選ばれた48名で発足。07年6月の第1回公演『船上のピクニック』(作:岩松了/演出:蜷川幸雄)以降、第一線で活躍する劇作家の書き下ろし作品などを意欲的に上演してきた。パリ(13年、14年)、香港(14年)、ルーマニア(16年)に招かれ、海外公演でも成功を収めた。18年には番外公演として『ワレワレのモロモロ ゴールド・シアター2018春』(構成・演出:岩井秀人)を上演。同年、高齢者にフォーカスした国際舞台芸術祭「世界ゴールド祭2018」に参加し、徘徊演劇『よみちにひはくれない』浦和バージョン(作・演出:菅原直樹)、『BED』(作・演出:デービッド・スレイター)の2つの野外パフォーマンスを発表した。19年はさいたまネクスト・シアターとの合同で、マームとジプシーの藤田貴大の書き下ろし作品『蜷の綿-Nina’s Cotton-』リーディング公演を上演。現在メンバーは70歳から94歳までの36名(男性11名・女性25名)、平均年齢81.3歳(2020年11月現在)。

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「埼玉アーツシアター通信」No.90
P.6-7 生命への想像力を失った“日本の今”を見つめ直すさいたまゴールド・シアター『聖地2030』松井 周 Interview 取材・文◎熊井 玲  Photo◎片山貴博

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