Vol.111
2024年10月号
彩の国さいたま芸術劇場
2019年11月
27日(水) 10:30/14:30
28日(木) 10:30/14:30
29日(金) 10:30/14:30
30日(土) 10:30/14:30/18:00
12月1日(日) 10:30/14:30
※前売券なし・当日現金支払いのみ・全席自由・各回入替制・整理券制
「みんなが幸せになる、おいしい牛乳をつくりたい」山の牧場を切り拓く吉塚一家。酪農大家族の24年。
泣いた日も笑った日も、その歳月はいつも家族とともにありました。美しくも厳しい岩手の自然を背景に綴る長編ドキュメンタリー。
岩手県の山あいで、酪農を営む大家族の24年もの年月を丹念に追ったドキュメンタリー。長きにわたり地域に根ざした放送を続けてきた地元”テレビ岩手”が独自に取材し、県内及び日本テレビ系列の『NNNドキュメント』で放送を重ねて、数々の賞を受賞してきた人気TVドキュメンタリーシリーズに、追加取材と再編集を加え、開局50周年を記念して映画化・公開した作品です。
岩手県下閉伊郡田野畑村に暮らす、5男2女・9人の酪農大家族、吉塚さん一家。彼らが営むのは、一年を通して山に牛を完全放牧し、大地に生えるシバと自前で栽培する牧草だけを餌に育てる”山地酪農”です。
その吉塚家の牛乳を長年愛飲しているという女優の室井滋がナレーションを務め、限りなく自然に近い環境で牛を育て、牛乳を生み出す、父と、母と、7人の子供たちの24年間が描かれています。
【山地酪農(やまちらくのう)とは】
植物生態学者の猶原恭爾博士により提唱された、限りなく自然に近いサイクルで営む循環型酪農法。定着安定までには多くの時間・労力を要することから相当の覚悟と忍耐が必要とされ、実践・継続する農家はごくわずか。<田野畑山地酪農牛乳>では自ら厳しい「生産者規定」を定め忠実に守っている。
自然の営みのなかから生み出される理想の酪農の実現を胸に、大学卒業後に、岩手県下閉伊郡田野畑村に移住した父・公雄は、山を切り開き、シバを植え、牧場を育ててきました。
そして、プレハブの家でのランプ生活が続くなか授かった7人の子どもたちは、父の背中を追うように牧場を元気にかけまわり、手伝いをし、すくすくと育っていきます。夏には冬のための草を刈り、秋にはヤマナシの木に登ってその実をオヤツに、冬にはみんなで薪を拾い、春には仔牛が生まれる・・・・四季の風景に彩られ、休むことのない牧場の暮らし。
一方、自然とともに歩む”山地酪農”ゆえの課題は、次々と一家の暮らしの前に立ちはだかります。限りある乳量、広さに応じて決まっている牛の頭数、販売価格の調整・・・・ジレンマと闘いながら試行錯誤を繰り返す日々は続きます。
みんなで囲む楽しい食卓、周囲の支え、成長した子どもたちと頑なな父との衝突と葛藤、そして仲間とともに踏み出したプライベートブランド<田野畑山地酪農牛乳>設立への挑戦、第二牧場への夢・・・・。
山懐に抱かれて、365日24時間”いのち”と向き合いながら、愛情いっぱいに育まれるその営みが、この映画では大切に綴られていきます。
上映日時 | 2019年11月 |
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会場 | 彩の国さいたま芸術劇場 映像ホール |
作品情報 | 【監督・プロデューサー】 遠藤 隆 【構成・編集】 佐藤 幸一 【ナレーション】 室井 滋 (2019年/日本/103分) |
主催 | 特定非営利活動法人埼玉映画ネットワーク |
提携 | 彩の国さいたま芸術劇場 |
料金 (税込) |
【全席自由】 一般1,100円/小中高生550円*(何れも税込)
(注)10月から映画鑑賞の料金体系並びに鑑賞料金が変更になりました。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
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