Vol.111
2024年10月号
彩の国さいたま芸術劇場
2019年11月
13日(水) 10:30/14:30
14日(木) 10:30/14:30
15日(金) 10:30/14:30
16日(土) 10:30/14:30/18:00
17日(日) 10:30/14:30★
※前売券なし・当日現金支払いのみ・全席自由・各回入替制・整理券制
★アフタートークあり(11月17日(日)14:30の回終了後)
ゲスト 佐野光子さん(さの・みつこ アラブ映画研究者)
ただ、謝罪だけが欲しかった。ふたりの男のささいな口論が国を揺るがす法廷争いに——人間の尊厳をかけ、彼らが見つけた新たな一歩に世界が震えた衝撃の感動作!
人間の尊厳をかけ二転三転する裁判の行方は、圧倒的な驚きと感動に満ちた前代未聞の法廷劇
クエンティン・タランティーノ監督のアシスタント・カメラマンという経歴を持つレバノン出身ジアド・ドゥエイリ監督最新作。
監督の実体験をもとにした、どこの国でも起こりうる”ささいな口論”が国家を揺るがす法廷劇にまで発展していく物語は、本国で爆発的な大ヒットを記録。さらに世界中を感動の渦に巻き込み第74回ベネチア国際映画祭では主演のひとりカメル・エル=バシャがパレスチナ人初の男優賞を受賞。第90回アカデミー賞ではレバノン史上初となる外国語映画賞ノミネートの快挙を成し遂げた。
法廷で次々と明かされていく衝撃の真実と主人公たちが背負った紛争や民族、政治、宗教といった複雑で繊細な問題。忌まわしい過去ゆえに対立する者同士は決してわかり合えないのか。歴史の悲劇を教訓として、新たな一歩を踏み出すことはできないのか。
万国共通の”今そこにある問題”を提起しながらも、個人それぞれの尊厳や赦しといった普遍的なテーマを追求したドラマは、観る者の心を揺さぶってやまない。
レバノンの首都ベイルート。その一角で住宅の補修作業を行っていたパレスチナ人の現場監督ヤーセルと、キリスト教徒のレバノン人男性トニーが、アパートのバルコニーからの水漏れをめぐって諍いを起こす。このときヤーセルがふと漏らした悪態はトニーの猛烈な怒りを買い、ヤーセルもまたトニーのタブーに触れる “ある一言”に尊厳を深く傷つけられ、ふたりの対立は法廷へ持ち込まれる。
やがて両者の弁護士が激烈な論戦を繰り広げるなか、この裁判に飛びついたメディアが両陣営の衝突を大々的に報じたことから裁判は巨大な政治問題を引き起こす。かくして、水漏れをめぐる“ささいな口論”から始まった小さな事件は、レバノン全土を震撼させる騒乱へと発展していくのだった……。
本作品の字幕監修を手掛けられた佐野光子さんをゲストにむかえ、お話していただきます。どうぞお楽しみに!
【日 時】11月17日(日)14:30上映回終了後
【ゲスト】佐野 光子さん(さの・みつこ アラブ映画研究者)
【テーマ】レバノン内戦の記憶と多宗派共存社会〜『判決、ふたつの希望』の背景にあるもの〜
上映日時 | 2019年11月 |
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会場 | 彩の国さいたま芸術劇場 映像ホール |
作品情報 | 【監督・脚本】 ジアド・ドゥエイリ 【脚 本】 ジョエル・トゥーマ 【出 演】 アデル・カラム、カメル・エル=バシャ
(2017年/レバノン・フランス/113分) |
主催 | 特定非営利活動法人埼玉映画ネットワーク |
提携 | 彩の国さいたま芸術劇場 |
料金 (税込) |
【全席自由】 一般1,100円/小中高生550円*(何れも税込)
(注)10月から映画鑑賞の料金体系並びに鑑賞料金が変更になりました。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
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