彩の国さいたま芸術劇場

シネマ・イベント

彩の国シネマスタジオ
『家族のレシピ』

2019年10月
 23日(10:30/14:30
 24日() 10:30/14:30
 25日(金) 10:30/14:30
 26日(土) 10:30/14:30/18:00
 27日(日) 10:30/14:30

※前売券なし・当日現金支払いのみ・全席自由・各回入替制・整理券制

 

 

日本からシンガポールへ、父と母が遺した「家族の味」をたどる旅・・・・「美味しい」その一言が、時と国境を超え、家族をつなぐ

 

アジアを代表する映画、アート、食のトップクリエイターが結集!ベルリン国際映画祭キュリナリー・シネマ部門で大喝采を受けた美食シネマとしても注目。

 

 

 世界中のすべての家族に、その家庭の味がある。一口食べれば、記憶が蘇り、家族や故郷につながることができる・・・。日本のラーメンと、シンガポールのバクテー。いつの時代にも庶民の心と体を満たしてきたソウルフードをモチーフに、2か国3世代の家族の絆を描いた珠玉のドラマが誕生した。

 

 主人公の真人を演じるのは、絶大な人気を誇る俳優であると同時に、監督でもあり、映画を通した国際交流にも積極的に取り組んでいる斎藤工。真人にシンガポールを案内するシングルマザーのフードブロガー役には、永遠のアイドルとしてアジア全域で不動の地位を誇る松田聖子。真人の職人肌で寡黙な父には、近年海外作品での評価も高い伊原剛志。父方の叔父に、エリック・クー監督の盟友でもある別所哲也。そして、バクテー料理人で母方の叔父を、シンガポールでは知らない人がいない名コメディアンのマーク・リー。真人の母をシンガポールの国民的女優ジネット・アウが演じる。

 

 監督のエリック・クーは、躍進めざましいシンガポールの映画界の第一人者で、これまで4本の監督作品がアカデミー賞外国映画賞シンガポール代表に選ばれ、世界三大映画祭にも出品されるなど、名実ともに国を代表する存在だ。また、世界的に活躍するシンガポール出身の写真家レスリー・キーがスチールを撮り下ろしたほか、「けいすけ」ブランドで斬新なラーメンを次々世に送り出し、シンガポールでも8店舗を展開する”ラーメン界の革命児”竹田敬介が劇中のラーメンを監修。まさに両国の文化を背負う才能が集結した。

 

 近年、ベルリンやサン・セバスチャンといった国際映画祭で食をテーマにした秀作を扱う「キュリナリー・シネマ」部門が話題を呼んでいるが、本作品はその両方に招待され、『二郎は鮨の夢を見る』、『エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン』などに続く美食シネマとして、世界の注目を浴びている。実力派スタッフ・キャストが織りなすヒューマンドラマに加えて、各シーンを彩る日本とシンガポールの食も本作品の大きな見どころとなっている。中でも豚肉の骨付きあばら肉をニンニクと胡椒とともにじっくり長時間煮込んだバクテーは、中国系シンガポール人の発展を支えてきたその歴史的背景と相まって、見る人誰しもの胃袋を掴んで離さないはず。

あらすじ

 群馬県高崎市ののどかな田園地帯に佇む一軒のラーメン屋。日本人の父・和男(伊原剛志)とシンガポール人の母・メイリアン(ジネット・アウ)の間に生まれた真人(斎藤工)は、実家であるラーメン屋で父や叔父・明男(別所哲也)と一緒に働いていた。母は真人が10歳の時に病死し、それ以来、父は母に関して口を閉ざし続けていた。同じ家、同じ職場に居ながらも、父子の間には会話がなく、そのような生活が長年続いていた。

 

 ところが父が急死。葬儀後、真人は父の遺品の中に、20年前に亡くなった母の中国語で書かれた日記と写真、そしてシンガポールに住む母の弟からの手紙を見つけ、若き日の両親の足跡を追ってシンガポールに渡ることを決意する。

 

 やがて現地在住の日本人フードブロガーの美樹(松田聖子)の協力を得て、母の弟である叔父ウィー(マーク・リー)や祖母マダム・リー(ビートリス・チャン)と出会い、両親の切ない愛の秘話を伝えられるが、そこには真人が初めて知る両国の痛ましい歴史が横たわっていた。日本料理の板前だった父と、街の食堂の娘だった母を結びつけたバクテーはどんな味だったのか?そして母が叶えたかった願いとは・・・・・・・?

 

 バラバラになった家族を再びひとつにするため、真人は自らのルーツに向き合い、家族の想いを結合させるためのアイデアを実現しようとする・・・・。

公演インフォメーション

上映日時

2019年10月
 23日(水) 10:30/14:30
 24日(木)
10:30/14:30
 25日(金) 10:30/14:30
 26日(土) 10:30/14:30/18:00
 27日(日) 10:30/14:30

会場

彩の国さいたま芸術劇場 映像ホール

作品情報

【監 督】エリック・クー(『TATSUMI マンガに革命を起こした男』)

【主題歌】シシド・カフカ「Hold my Hand」

【出 演】斎藤工、マーク・リー、ジネット・アウ、伊原剛志、別所哲也、ビートリス・チャン、松田聖子

  (2018年/シンガポール・日本・フランス合作/89分)

主催

特定非営利活動法人埼玉映画ネットワーク

提携

彩の国さいたま芸術劇場

 

チケットインフォメーション

料金
(税込)

(注)10月から映画鑑賞の料金体系並びに鑑賞料金が変更となります。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

 

【全席自由】

一般1,100円/小中高生550円*(何れも税込)

※前売券なし・当日現金支払いのみ・各回入替制・整理券制

*学生証を確認する場合がございます。

 

オンラインチケット予約
SAFメンバーズ会員の方 一般の方

※当日券はご予約いただけません。