Vol.111
2024年10月号
彩の国さいたま芸術劇場
2019年6月
26日(水) 10:30/14:30
27日(木) 10:30/14:30
28日(金) 10:30/14:30
29日(土) 10:30/14:30/18:00
30日(日) 10:30/14:30★
※前売券なし・当日現金支払いのみ・全席自由・各回入替制・整理券制
★アフタートーク:6月30日(日)14:30の回終了後、 芝 健介さん(東京女子大学名誉教授 ドイツ近現代史)によるトークがあります。お楽しみに!
世界中から絶大な支持を受け、観客賞を多数受賞した感動作!
アルゼンチンから故郷ポーランドへ、ホロコーストから逃れた仕立屋が、70年前に交わした友との約束を果たすために人生最後の旅に出る。奇跡の再会を信じる彼を、待っていたのは・・・?!
監督・脚本を手掛けたパブロ・ソラルスは、本作が長編映画の監督2本目で、自身の祖父の家では「ポーランド」という言葉がタブーであったことから発想を得、自分のアイデンティティーを確認するために避けて通れないテーマを感動のロードムービーとして結実させた。
旅の先々で出会う女性たちに頑なな心を開いていく主人公アブラハムに、カルロス・サウラ監督の『タンゴ』(98)で知られるミゲル・アンヘル・ソラ。ミゲルは60代ににもかかわらず、88歳の色気ある魅力的な老人にメイクで変身。旅の途中で立ち寄るマドリッドのホテルの女主人を『シチリア!シチリア!』のアンヘラ・モリーナが熱演。
アトランタ、マイアミ、プンタデルエステ、SKIPシティ国際Dシネマなど、日本を含む世界各国の国際映画祭で観客賞を受賞。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018の上映会場では、主人公アブラハムの旅が進むにつれ涙をこらえきれない方々が続出。上映後、感極まった観客がパブロ・ソラルス監督への質問ができなくなる場面もあり、会場は優しい涙に包まれた。
アルゼンチンに住む88歳の仕立屋アブラハムは、施設に入れようとしている家族から逃れ、ポーランドへ向かうための旅に出る。目的は、70年前にホロコーストから命を救ってくれた音信不通の親友に自分が仕立てた「最後のスーツ」を渡すこと。
飛行機で隣り合わせた青年、マドリッドのホテルの女主人。パリからドイツを通らずポーランドへ列車で訪れることができないか、と四苦八苦するアブラハムを助けるドイツ人の文化人類学者など、旅の途中で出会う人たちは、アブラハムの力になろうと自然体で受け入れ、手助けをする。そうした中で、アブラハムもその頑なな心を柔らかくしていくのだった。
たどり着いた場所は70年前と同じ佇まいをしていた。アブラハムは親友と再会できるのか、人生最後の旅に”奇跡”は訪れるのか・・・・・・・・。
芝 健介さんをゲストにむかえ、お話していただきます。どうぞお楽しみに!
【日時・トークテーマ】
《日 時》6月30日(日)14:30上映回終了後
《テーマ》 収容所解放後も苦難、尊厳回復求める心の叫び ー 『家へ帰ろう』のメッセージ少考
《ゲスト》芝 健介(東京女子大学名誉教授 ドイツ近現代史)
上映日時 | 2019年6月 |
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会場 | 彩の国さいたま芸術劇場 映像ホール |
作品情報 | 【監督・脚本】パブロ・ソラルス 【音 楽】フェデリコ・フシド 【出 演】ミゲル・アンヘル・ソラ、アンヘラ・モリーナ、オルガ・ボラズ、ユリア・ベアホルト、マルティン・ピロヤンスキー、ナタリア・ベルベケ (2017年/スペイン・アルゼンチン/93分)
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主催 | 特定非営利活動法人埼玉映画ネットワーク |
提携 | 彩の国さいたま芸術劇場 |
料金 (税込) |
【全席自由】 |
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