Vol.114
2025年4月号
彩の国さいたま芸術劇場
Part.1 弦楽三重奏
2025年9月13日(土)15:00開演
一般発売 | 2025年4月26日(土)10:00 |
メンバーズ発売 | 2025年4月19日(土)10:00 |
フランス語で「星」を意味する「エトワール」。これまで若手アーティストの中でも特に輝きを放つ才能を紹介してきたシリーズ企画が2024年より新たな展開を始めました。「エトワール・シリーズ プラス」では、ピアノをはじめとした様々な楽器が登場し、アーティストが「リサイタル」と「室内楽」という異なるスタイルで意欲的なプログラムに挑みます。
シリーズ第3弾には、今まさに国内外の舞台で脚光を浴びる俊英ヴァイオリニスト、金川真弓が登場します。確かな技術と深い音楽性で聴衆を魅了し続ける彼女が、今回挑むのは弦楽三重奏という精緻なアンサンブルの世界。ドイツを拠点に国際的に活躍するヴィオリスト杉田恵理、そしてNHK交響楽団の首席チェロ奏者であり、ソロや室内楽でも圧倒的な存在感を放つ辻本玲という、実力派アーティストたちと共演します。選び抜かれたプログラムは、金川の鋭い洞察と音楽的探究心が存分に発揮されたもの。三者の個性が交わり、楽曲の新たな表情が生まれる瞬間を、ぜひ会場でご体感ください。
金川真弓さんからコメントをいただきました!
仕事や恋人を追って、未知の世界を探して、あるいは戦争や家族から逃がれて…… 人は様々な理由と事情で故郷を離れます。 その時、どこへ行っても自分の中に持ち歩く「根」、そして新しい場所の光と空気で育つ「葉」はどのように成長するのでしょうか。 このプログラムにある前世紀の作曲家たちは、今と同じく、技術と戦争で目まぐるしく変わっていく世の中で故郷の音楽を研究しつつ、新しい場所と時代へとつなげていきました。 前半はリゲティ、マルティヌー、コダーイが、ルーマニア、ボヘミア、ハンガリーのフォルクミュージックをそれぞれ新しく想像した作品をもりこみました。 そして後半のシェーンベルクは新ウイーン楽派でありましたが、自ら音楽を革命したオーストリアとヨーロッパをユダヤ人であったために1933年に去らざるをえませんでした。今回演奏しますのは、1946年に戦後71歳にてロサンゼルスで心臓発作をおこしたものの一命をとりとめた経験を描いた密度の高い三重奏曲です。 コントラバスを抜く弦楽器3本、音域と音色にそれぞれ共通点と独特な面があります。2人と3人の組み合わせで、一番理想とされている弦楽四重奏とはまたちがう、面白い世界が出てきます。 色々な国境を越えて今へ語ってくるプログラムを是非お楽しみください。
―金川真弓
日時 | 2025年9月13日(土)15:00開演 |
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会場 | 彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール |
出演 | 金川真弓(ヴァイオリン) |
曲目 | リゲティ:バラードとダンス(ヴァイオリン&ヴィオラ) |
主催 | 公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団 |
助成 |
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託児サービス | 0歳6か月以上の未就学児に対して託児のご予約を承ります。 【託児お申し込み先】 |
料金 (税込) |
【全席指定】 *U-25・・・公演時、25歳以下の方対象/ご入場時、身分証明書をご提示ください。 |
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発売日 | 【一般】2025年4月26日(土)10:00 【メンバーズ】2025年4月19日(土)10:00 |
2019年チャイコフスキー国際コンクール第4位、18年ロン=ティボー国際音楽コンクール第2位入賞および最優秀協奏曲賞受賞、24年ジョルジュ・エネスク国際コンクール優勝およびジョルジュ・エネスク・ソナタ賞受賞。同年、日本製鉄音楽賞《フレッシュアーティスト賞》受賞。25年ホテルオークラ音楽賞、出光音楽賞受賞。プラハ放響、マリインスキー劇場管、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管、フィンランド放響、ベルギー国立管、モスクワ・フィル、ロイヤル・フィル、ベルリン・コンツェルトハウス管等と、日本ではN響、都響、読響をはじめ全国のオーケストラと共演。リントゥ、ヴァイグレ、ロフェ、カーチュン・ウォン、リオ・クオクマン、グランディ、カンブルラン、スラットキン、バーメルト、尾高忠明、秋山和慶、小泉和裕、小林研一郎、井上道義、広上淳一等の指揮者と共演。室内楽では、トランス=シベリア芸術祭、ヴェルビエ音楽祭やラインガウ音楽祭等に、日本ではPMF、サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン、東京・春・音楽祭にも出演。ハンス・アイスラー音楽大学でコリヤ・ブラッハーに師事。
使用楽器は、日本音楽財団貸与のストラディヴァリウス「ウィルへルミ」(1725年製)。
桐朋学園大学、クロンベルクアカデミー、ベルリン芸術大学、ハノーファー音楽大学卒業。クァルテット・べルリン・トウキョウ創設メンバー、フィンランド放響副首席などを経て、ゲスト首席としてベルリン•コンツェルトハウス室内オーケストラ、大阪フィル、新日本フィル、日本フィル、京都市響、メクレンブルク・シュターツカペレ等に客演。またドイツカンマーフィル、ベルリン・ドイツ響、ベルリン・ドイツ・オペラにも客演する。
ARDミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門特別賞を皮切りに、オーランド国際弦楽四重奏コンクール優勝、シューベルトと現代音楽国際コンクール第3位、ニールセン国際室内楽コンクール第2位、エクサン・プロヴァンス音楽祭にてHSBC賞、ヨアヒム国際室内楽コンクール第3位、ボルドー国際弦楽四重奏コンクール特別賞、バンフ国際弦楽四重奏コンクール特別賞など多数受賞。
国内外の著名音楽祭、コンサートに多数出演する。ソリストとして大阪フィル、フランクフルトシンフォニエッタ、フィルハーモニーバーデンバーデン、東京シティ・フィルと共演。現在ソロ、室内楽、オーケストラ奏者として、ドイツと日本を拠点に活動している。
東京藝術大学音楽学部器楽科を首席で卒業後、シベリウス・アカデミー、ベルン芸術大学に留学。第72回日本音楽コンクール第2位(「聴衆賞」受賞)。2007年度青山音楽賞新人賞受賞。09年ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第3位入賞(日本人最高位)。13年第12回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。サイトウ・キネン・オーケストラ、東京・春・音楽祭、アルカス佐世保のレジデンス・カルテットに参加、チェロ四重奏団「クァルテット・エクスプローチェ」、「ひばり弦楽四重奏団」、水戸芸術館・新専属楽団「カルテットAT水戸」などの室内楽でも活動。19年ソロCD『オブリヴィオン』をリリース(「レコード芸術」誌特選盤)。これまでに、N響、東響、読響、新日本フィル、関西フィル、日本センチュリー響、ロシア国立交響楽団、ベルリン交響楽団等と共演。メタ・ワッツ、オーランド・コール、川元適益、上村昇、山崎伸子、アルト・ノラス、アントニオ・メネセスの各氏に師事。使用楽器は宗次コレクションより1730年製作のアントニオ・ストラディヴァリウスを、弓は匿名のコレクターよりTourteを、特別に貸与されている。現在、N響首席チェロ奏者。
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