Vol.113
2025年2月号
彩の国さいたま芸術劇場
Part.1 ヴァイオリン、クラリネットとの三重奏
2025年6月21日(土)15:00開演
一般発売 | 2025年3月1日(土)10:00 |
メンバーズ発売 | 2025年2月22日(土)10:00 |
フランス語で「星」を意味する「エトワール」。これまで若手アーティストの中でも特に輝きを放つ才能を紹介してきたシリーズ企画が2024年より新たな展開を始めました。「エトワール・シリーズ プラス」では、ピアノをはじめとした様々な楽器が登場し、アーティストが「リサイタル」と「室内楽」という異なるスタイルで意欲的なプログラムに挑みます。
シリーズ第2弾は今、最も注目される若手ピアニストの一人 務川慧悟による新感覚の室内楽コンサートから。共演にはヴァイオリニスト黒川侑とクラリネット奏者アレッサンドロ・べヴェラリを迎え、クラシックとジャズの要素を融合させた色彩豊かな演奏をお届けします。ストラヴィンスキーやバルトークのスリリングなトリオ作品を経て、洗練のラヴェルやシェーンフィールドのダイナミックな楽曲が続き、室内楽の枠を広げる瑞々しい演奏に期待が高まります。楽器の響きが巧みに絡み合う、音楽の多様性を感じるひとときをお楽しみください。
務川慧悟さんからコメントをいただきました!
クラリネット・ヴァイオリン・ピアノという、一見珍しい編成のトリオ。しかし、実は20世紀の前半にこの編成の小さなブームが起こり、沢山の作曲家が競うようにこのトリオのための作品を残しました。 今回のプログラムは、実に色々な作品が並んでいるように見えますが、根底のテーマの1つとして「ジャズ」があります。ラグタイム等の登場する《兵士の物語》、アメリカの偉大なジャズ・クラリネット奏者ベニー・グッドマンの委嘱によって書かれた《コントラスツ》、2楽章に「ブルース」と名の付いたラヴェルのヴァイオリン・ソナタ、そしてアメリカの作曲家シェーンフィールドの珍しいトリオは、まさに一聴でアメリカを感じて頂けるであろう、非常に魅力的で愉快な音楽です。そこにルトスワフスキの、短くもキャラクターに溢れた5つの《ダンス・プレリュード》を添えて。 クラシック音楽と一口に言えど、(とりわけ近現代には)多様な種類の音楽があります。今回のプログラムでは、少しラフで、どこかくだけた——しかしもちろん天才作曲家たちによる完成された——クラシック音楽の一面をお楽しみください。
―務川慧悟
日時 | 2025年6月21日(土)15:00開演 |
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会場 | 彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール |
出演 | 務川 慧悟(ピアノ) |
曲目 | ルトスワフスキ:ダンス・プレリュード |
主催 | 公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団 |
後援 | 一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ) |
託児サービス | 0歳6か月以上の未就学児に対して託児のご予約を承ります。 【託児お申し込み先】 |
料金 (税込) |
【全席指定】 *U-25・・・公演時、25歳以下の方対象/ご入場時、身分証明書をご提示ください。 【6/21室内楽&11/24リサイタル セット券(正面席のみ・枚数限定)】 ※11/24リサイタル単券の発売は6月の予定です。 |
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発売日 | 【一般】2025年3月1日(土)10:00 【メンバーズ】2025年2月22日(土)10:00 |
2021年世界三大コンクールの一つである、エリザベート王妃国際音楽コンクールにて第3位受賞。2019年にはフランスで最も権威のある、ロン=ティボー=クレスパン国際コンクールにて第2位受賞。長い歴史と伝統のある2つの国際コンクールの上位入賞で大きな注目を集め、現在フランスを拠点に協奏曲、ピアノソロ、室内楽と幅広く演奏活動を行っている。レパートリーはバロックから現代音楽までと幅広く、各時代、作曲家それぞれの様式美が追究された演奏、多彩な音色には定評がある。また現代のピアノのみならず、古楽器であるフォルテピアノでの奏法の研究にも取り組み造詣を深めている。
2022年NOVARecordより「ラヴェル:ピアノ作品全集」をリリース、同CDは2024年Etcetera Recordsより再リリースされ、「Le Monde」紙などで取り上げられ高い評価を得た。CDリリース記念の浜離宮朝日ホールで開催された4日間のリサイタルは全て完売、翌年同ホールで5日連続公演を行い、緻密なプログラム構成、実験的な演出などは多くのファンを魅了した。
最近では東京フィルハーモニー交響楽団の定期公演にてチョン・ミョンフン氏と共演した《メシアン:トゥランガリーラ交響曲》の熱演も記憶に新しい。
これまでにフランス、ベルギー、スイス、ラトビア、ドイツ、イタリア、ポーランド、オランダ、中国、台湾、韓国等にて演奏会を開催、プラハ・フィルハーモニア管弦楽団、フランス国立管弦楽団、ロレーヌ国立管弦楽団、ベルギー国立管弦楽団、ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団等と共演。
また、自身の編曲による《ラヴェル:マ・メール・ロワ》のピアノソロ版の楽譜をMuse Pressより出版している。
第33回日本製鉄音楽賞受賞。第33回出光音楽賞受賞。
公式サイトhttps://keigomukawa.com/
第75回日本音楽コンクール第1位、岩谷賞(聴衆賞)他3つの特別賞を受賞。第6回仙台国際音楽コンクールで聴衆賞受賞。
これまでにスイス・ロマンド管弦楽団、スペイン国立管弦楽団、プラハ室内交響楽団、東京フィル、新日本フィル、京響をはじめ国内外の主要オーケストラと共演している他、リサイタル、室内楽でも好評を博す。出光音楽賞、青山音楽賞青山賞、京都市芸術新人賞、岡山芸術文化賞グランプリ等、その演奏活動への受賞も多数。これまでに京都市交響楽団とのライブ録音によるCD「名曲ライブシリーズ」をはじめ、2023年には久末航氏と共に「ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集」をリリース。2025年には「J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集」のリリースを予定する他、近年ではホール事業による継続した公演企画をおこない、新実徳英氏による《ソニトゥス・ヴィターリスVI》、平野一郎氏による《双子の鳥》等新曲作品の初演にも関わっている。「クラシック倶楽部」「ベストオブクラシック」「エンター・ザ・ミュージック」「題名のない音楽会」等メディア出演も多数。
ウィーン、ブリュッセルで研鑽を積んだ後、桐朋学園大学院大学(修士課程)、エコール・ノルマル音楽院高等課程修了。小島秀夫、工藤千博、P.ヴェルニコフ、漆原啓子、堀米ゆず子、藤原浜雄、S.ルセフ、F.シゲティの各氏に師事。京都市立芸術大学非常勤講師。使用楽器はGuarneri del Gesu(1742)。
1988年ヴェローナ生まれ。9歳よりクラリネットを始める。2009年ヴェローナE.F.ダル・アバコ音楽院を最高得点で卒業。2008年にヴェローナを代表するオーケストラ、アレーナ・ディ・ヴェローナとモーツァルトのクラリネット協奏曲でデビュー。2009年から2011年、ピアチェンツァ音楽院(イタリア)でパオロ・ベルトラミニの薫陶を受ける。2012年から2016年にかけ、ジュネーブの高等音楽学院“Haute Ecolede Musique”でロマン・ギュイオに師事、修士号を取得。2016年よりローマ・サンタ・チェチーリア音楽院でアレッサンドロ・カルボナーレに師事。イタリアの主要クラリネット・コンクールのほとんどを受賞する。
ベヴェラリの得意分野の一つは室内楽で、ピアニスト石井美由紀他のアンサンブルでの共演も定期的に行っている。ゲルギエフ、準メルケル、アンドリス・ポーガ指揮による札幌パシフィック・ミュージック・フェスティヴァルにも参加した。2017年より、東京フィルハーモニー交響楽団首席クラリネット奏者に就任、東京在住。
近年では、マルコ・フィオリンド国際クラリネット・コンクール(トリノ)、東京音楽コンクール、アウディ・モーツァルト・クラリネット・コンクール(ロヴェレート)で優勝、第4回ジャック・ランスロ国際コンクール(横須賀)で優勝、聴衆賞、浜中賞を受賞した。2019年ではチャイコフスキー国際コンクール管楽器(木管楽器・金管楽器)部門3位。レオシュ・ヤナーチェク国際コンクール1位。
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