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彩の国さいたま芸術劇場 |

演劇

【速報】2023年2月 彩の国シェイクスピア・シリーズ『ジョン王』上演決定!

2022年7月26日

彩の国シェイクスピア・シリーズ、ついに真の完結!

 

 1998年のスタート以来、芸術監督・蜷川幸雄のもとでシェイクスピア全 37 戯曲の完全上演を目指し、国内外に次々と話題作を発表してきた彩の国シェイクスピア・シリーズ。2017 年 12 月、シリーズ 2 代目芸術監督に就任した俳優・吉田鋼太郎が演出する『アテネのタイモン』でシリーズは再開され、『ジョン王』は完結目前の第 36 弾として 2020 年 6 月に上演を予定していました。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で敢え無く中止。2021 年 5 月に上演された第 37 弾『終わりよければすべてよし』でいったんのシリーズ完結を迎えましたが、『ジョン王』を上演しないことにはシリーズは終われないという吉田の強い想いから、改めて 2022 年 12 月~2023 年 2 月の上演が決定しました。

 

混沌の世界で、王も、市民も、生きぬく道を探す―――

戦争に振り回される人間たちを描く、幻の歴史劇!

 

 生命力とユーモアにあふれ世の中をシニカルに見つめる若者“私生児”を主演として演じるのは、16 年ぶりにシリーズに復帰する小栗旬。タイトルロールの“ジョン王”役にはシリーズを代表する俳優の一人、横田栄司。演出も兼ねる吉田鋼太郎は、ジョン王と敵対する“フランス王”役で出演します。
 さらに今回は前芸術監督・蜷川幸雄の時代から 度々上演されてきた、女性の登場人物含めすべての役を男性キャストが演じる“オールメール”公演となります。演出の吉田が「モーレツな女性」と評する 3 人の女たちは、ジョン王の母“皇太后エリナー”役に中村京蔵、幼き息子アーサーを王にすべく奔走する“コンスタンス”役に玉置玲央、ジョン王の姪でフランス皇太子と結婚 する姫 “ブランシュ”役に植本純米という強力な布陣。
 また、フランス王の息子“皇太子ルイ”役に白石隼也、ジョン王の臣下“ヒューバート”役に高橋努など、シリーズ初参加の若手からシリーズ常連の面々まで、多様な魅力を持った俳優陣が集結しました。
 彩の国シェイクスピア・シリーズのファイナルを飾る『ジョン王』に、どうぞご期待ください。

 


―演出・ 出演者よりコメント―

■吉田鋼太郎/演出・出演
彩の国シェイクスピア・シリーズ『ジョン王』。
一昨年予定されていた上演はコロナ禍により遺憾ながら全公演中止となってしまいました。
コロナの影響はまだまだ予断を許さない状況ですが、主演の小栗旬始めキャスト、スタッフ一同、2020年の中止から今回の上演まで更に2年間の準備期間を貰ったと解釈し、リベンジマッチに向け意気軒昂にそして粛々と動き始めています。
近年殆んど上演される事のない、シェイクスピアの作品中最も駄作とさえ言われるこの『ジョン王』。
蜷川幸雄の志を継いだ我々彩の国シェイクスピアチームと、約15年の歳月を経てこのシリーズに帰って来た小栗旬、そして初参加の強力な俳優達の共演が、駄作と呼ばれたこの作品にどんな光を当てる事ができるのか、楽しみでもあり少し不安でもあり、今から武者震いが止まりません。
果たして駄作なのか、それとも…。
皆様、どうぞ劇場でお確かめ下さい。

 

■小栗 旬/主演 私生児フィリップ・ザ・バスタード役
本当ならばもう終わっているはずの公演が時を経て、改めて出来ることになりました。
再びこの場に戻してくれた鋼太郎さん、私にとって特別な彩の国シェイクスピア・シリーズ。
楽しみにしてくれているお客様。
本当に感謝しています。
しばらく板の上を離れている自分に果たして務まるのか、一抹の不安はありますが、やらなくては、やるんだ。
どうぞ、蜷川さん、怒らず見守ってください。
後は皆様どうなることか、目撃してください。

 

■横田栄司/ジョン王役
「『ジョン王』やらないんですか?」この2年間で一番聞かれた質問です。ようやく「やりますよ!」と答えられます。本当に長かったです。お待ちいただいた皆さま、ありがとうございました。そして、大変お待たせいたしました。皆さまのご期待にお応えできるよう、鋼太郎さんや旬をはじめとするキャスト・スタッフと力を合わせ、たくさん稽古をしてお待ちしております。溜まりに溜まった2年分の鬱憤を、さあ、思いっきりみんなで一緒に解き放ちましょう

 

 

[作] W. シェイクスピア
[翻訳] 松岡和子
[演出] 吉田鋼太郎(彩の国シェイクスピア・シリーズ芸術監督)
[出演] 小栗 旬 横田栄司
中村京蔵 玉置玲央 白石隼也 高橋 努 植本純米
間宮啓行 廣田高志 塚本幸男 飯田邦博 坪内 守 水口テツ 鈴木彰紀 堀 源起 阿部丈二 山本直寛 續木淳平 大西達之介 松本こうせい
吉田鋼太郎

制作:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団、ホリプロ 
企画:彩の国さいたま芸術劇場シェイクスピア企画委員会 

 

<東京公演>
[公演期間] 2022年12月下旬~ 2023年1月
[会場] Bunkamura シアターコクーン(渋谷)
主催:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団、ホリプロ

 

<埼玉公演>
[公演期間] 2023 年 2 月
[会場] 埼玉会館(浦和)
主催:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団

 

※2023年2月、愛知公演、大阪公演を予定

 

東京公演お問合せ:ホリプロチケットセンター 03-3490-4949(平日11:00〜18:00 土日祝休)
埼玉公演お問合せ:彩の国さいたま芸術劇場     0570-064-939(10:00〜19:00 劇場休館日を除く)