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彩の国さいたま芸術劇場 |

シネマ・イベント

【企画展】『ディミトリス・パパイオアヌー舞台写真展』7/31(日)まで(彩の国さいたま芸術劇場 1階ガレリア/入場無料)

2022年7月05日

アテネ五輪の開閉会式を手掛け、近年ではピナ・バウシュ亡き後のヴッパタール舞踊団から初のゲスト振付家に指名されるなど、世界のアートシーンで存在感を際立たせているギリシャの鬼才ディミトリス・パパイオアヌー。

当劇場では、3年ぶりの再来日となる7月28日~31日に開催する『TRANSVERSE ORIENTATION』公演に先駆け、パパイオアヌーのこれまでの作品を舞台写真と映像でご紹介する企画展を開催いたします。

 

ギリシャを拠点とするパパイオアヌーは、幼少の頃から絵が得意で、16 歳で画家になると決心してギリシャを代表する美術家ヤニス・ツァロウチス(1910-1989) に教えを請います。その後、アテネ美術学校に入学したパパイオアヌーは学生時代に現代ダンスに出会い、22 歳で美術を取り入れたパフォーマンスの創作を自ら始めました。そのルーツの通り、彼の創作では古代ギリシャ神話や西洋美術に、身体を通して現代の表現を交差する独特の世界を生み出し、“ライヴ・ミュージアム” などと評されています。

 

自身の作品を「時間の彫刻にしたい」と語るパパイオアヌーの作品では、古代から現代におよぶ壮大なスケールの人類の営みが幻想的に展開されます。言葉を一切使わないイメージの連鎖には明確なストーリーはないものの、しかしユーモアを交えながら投げかけるパパイオアヌーの眼差しは、現代を生きる私たちへの問いかけであり、作品と対話した多くの世界中の観客の共感を呼び起こしています。

今回は、アテネオリンピックの開会式から最新作『TRANSVERSE ORIENTATION』に至る作品の数々を、写真と映像でご紹介。親密な舞台作品からスタジアムで展開される壮大なパフォーマンスまで、パパイオアヌーのイマジネーション溢れる世界をどうぞお楽しみください。

 

『TRANSVERSE ORIENTATION』公演関連企画
ディミトリス・パパイオアヌー 舞台写真展

【会期】2022年7月5日(火)~7月31日(日)
    ※休館日を除く9:00~22:00
【会場】彩の国さいたま芸術劇場 1階ガレリア ※入場無料
※展示作品の撮影はご遠慮ください。

 

【重要】彩の国さいたま芸術劇場及び埼玉会館のご利用について

 

【展示作品リスト】
(写真)
『BIRTHPLACE 2004』(2004) /『 2 』(2006) /『MEDEA(2)』(2008)/『NOWHERE』(2009)/『INSIDE』(2011)/『PRIMAL MATTER』(2012)/『STILL LIFE』(2014)/『THE GREAT TAMER』(2017)/『SINCE SHE』(2018)/『SISYPHUS / TRANS / FORM』(2019)/『INK』(2020)/『TRANSVERSE ORIENTATION』(2021)

 

(映像)
『BIRTHPLACE 2004』(moments, 2004) アテネ五輪開会式
『ORIGINS』(final scene / Europa and the bull, 2015)ヨーロッパ競技大会開会式

 

※写真、映像は当時の記録のものを使用しているため、画質が鮮明ではない場合がございます。予めご了承ください。