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彩の国さいたま芸術劇場 |

演劇

【限定公開 5/12(火)〜18(月)】ROCK’N ‘ROLL GOLD THEATER

2020年5月12日

 2005年11月、彩の国さいたま芸術劇場芸術監督に内定した故・蜷川幸雄氏が、就任後第一に取り組むべき事業として「年齢を重ねた人々が、その個人史をベースに、身体表現という方法によって新しい自分に出会う場を提供する」ための集団作りを提案したことに始まり、2006年に創設した、55歳以上の劇団員からなる演劇集団「さいたまゴールド・シアター」。2009年には若手演劇集団「さいたまネクスト・シアター」も誕生し、2つの集団のタッグによって『鴉よ、おれたちは弾丸をこめる』『リチャード二世』など蜷川演出の代表作といえる作品が生まれました。

 

 さいたまゴールド・シアターとさいたまネクスト・シアターの恩師・蜷川幸雄氏の命日を迎える5月12日から1週間、彩の国さいたま芸術劇場20周年と蜷川氏の79歳のバースディに捧げた歌「ROCK'N 'ROLL GOLD THEATER」を限定公開致します。元ネクスト・シアターの露敏と横山大地、演出家として活躍中の藤田俊太郎さんによる“虹艶Bunny”が手掛けた音楽と、舞台写真家・宮川舞子さんのコラボレーションです。

 

 

 年齢を重ねるということは、様々な経験を、つまり深い喜びや悲しみや平穏な日々を生き抜いてきたということの証でもあります。
 その年齢を重ねた人々が、その個人史をベースに、身体表現という方法によって新しい自分に出会うことは可能ではないか?ということが、私が高齢者の演劇集団を創ろうと思った動機です。
 その表現集団の名前を『さいたまゴールド・シアター』とします。

蜷川幸雄

 

 

 

虹艶Bunny「ROCK'N 'ROLL GOLD THEATER」(2014年)
〈Vocal:露敏 作曲・Guitar:横山大地 作詞・Bass:藤田俊太郎〉
舞台写真:宮川舞子
協力:ニナガワカンパニー 文学座