Vol.112
2024年12月号
彩の国さいたま芸術劇場 |
さいたまダンス・ラボラトリ vol.2 (2019)
小㞍健太&湯浅永麻による夏期集中ワークショップ
〜NDTレパートリー&クリエーションワーク〜
2019年8月17日(土)〜8月31日(土)
彩の国さいたま芸術劇場 NINAGAWA STUDIO (大稽古場)
国内外の多彩なダンス・プログラムを提案している彩の国さいたま芸術劇場では、2018年度シーズンから「さいたまダンス・ラボラトリ」をスタートしました。本企画は明日を担う若手ダンサーの育成や、作品の創作を目的として継続的に取り組んでいくものです。
昨年の第一弾では講師/ナビゲーターにダンサー・振付家として世界を舞台に活躍する小㞍健太・湯浅永麻を迎え、10日間の集中ワークショップを実施。最終日に成果発表として行った公開リハーサルでは、小㞍健太指導によるイリ・キリアンのレパートリーと湯浅永麻演出・構成のクリエーション作品を披露し、観ていただいた多くの方々から高い評価を受けました。
第二弾となる今年も引き続き小_健太・湯浅永麻を講師に迎え、内容を更に発展させた13日間、1日8時間の夏期集中ワークショップを開催します。世界のダンスシーンを牽引してきた振付家たちの作品に長年ダンサーとして関わってきたこの二人に、ネザーランド・ダンス・シアター(NDT)のレパートリーを指導していただくとともに、近年振付家としても意欲的に創作に挑戦する二人が受講生の皆さんをナビゲートし、習作のクリエーションに挑みます。
「さいたまダンス・ラボラトリ」はダンスを巡る表現者たちがここに出会い交流し、共に模索しながら、表現活動を発展させていく場です。意欲のあるダンサー/アーティストの皆さんの応募をお待ちしています!
彩の国さいたま芸術劇場プロデューサー 佐藤まいみ
<ワークショップに向けて>
小㞍健太 Kenta Kojiri
やはりダンスには不思議な力があって止められない。私のようなフリーランスのダンサーがダンスに携わる者として貢献できることはとても小さなことかもしれませんが、身体を通して自己と向き合いダンスというツールで表現を求める活動の中で、たくさんの方々と繋がることができたことは私にとって大きな支えであり、たからものです。今年も「さいたまダンス・ラボラトリ」で、受講生のみんな、劇場スタッフ、そして観客の皆さんとダンスと向き合う時間を共に出来ることを本当に嬉しく思います! 私たちの経験をフルに生かし、ダンスの本質を思考しながら本気で指導します。どうか覚悟を!
湯浅永麻 Ema Yuasa
前回の第1回目では、多彩な受講者の皆さんの熱意とオープンマインドさに突き動かされ、創作した『solos』のプロセスの中ではお互いを刺激し支え与え合う様子と、生まれる化学反応を強く感じ、想像以上に私も心を動かされる作品になりました。レパートリーでは巨匠の作品のムーヴメントとその深いエッセンスをお伝えし、クリエーションではプロセスを通して他者と向き合うことで、自分の可能性と集団での関係性を模索する。彩の国さいたま芸術劇場の尽力による若手ダンサー育成のためのこの稀有な機会で、ダンスを介し、受講者と講師という垣根を越えて再び皆さんと対話し、たくさんの気づきを見つめ合えることを楽しみにしています。
【日程】2019年8月17日(土)〜8月31日(土)
※休講日 8月19日(月)、26日(月)
※ 8月30日(金)、31日(土)公開リハーサル
【会場】彩の国さいたま芸術劇場 NINAGAWA STUDIO(大稽古場)
【時間】11:00〜19:15
<タイムスケジュール&プログラム>
�11:00〜12:00(60分)ウォームアップ&テクニッククラス
�12:15〜14:15(120分)湯浅永麻によるアトリエクラス(クリエーションワーク)
�15:00〜17:00(120分)小_健太によるアトリエクラス(リクリエーションワーク『Inscription』[2011年]より抜粋)
�17:15〜19:15(120分)レパートリークラス(NDTレパートリーより)
※ウォームアップ&テクニッククラス、レパートリークラスの講師は小_健太、湯浅永麻が交互に行います。
<8月30日(金) 19:00〜・31日(土)15:00〜(予定)公開リハーサル>
13日間のワークショップの集大成として、NDTレパートリー、小㞍健太・湯浅永麻によるアトリエクラスの成果発表に加え、講師二人の振付・出演でおくる『Breakaway』より抜粋シーンの披露、ポストトークを予定しております。
*タイムスケジュール、プログラム、公開リハーサル詳細はやむをえない事情により内容を変更する場合があります。
【参加費】 35,000円(税込)
【定員】 20名
【対象】 15歳以上35歳未満のダンス経験者・中級以上
※原則、全日程参加できる方
※対象外の年齢の方は相談可、ダンスのジャンルは特に問いません。
【お申込方法】 メールにて以下の事項をご記入、添付の上、締切日までにお申込みください。
�氏名(フリガナ) �性別 �年齢(生年月日)
�郵便番号・住所 �電話番号
�写真(顔写真・全身写真、各1枚)
�メールアドレス
�ダンス経験(ジャンル、年数及び舞台経験など)
�「さいたまダンス・ラボラトリ」に参加したい理由(200字以内)
�ダンスの動画(1分以内。自分が得意とするダンス。ジャンルや音楽の有無不問)
【お申込締切】 2019年6月30日(日)必着
_※募集は終了しました。
※応募者多数の場合は書類選考させていただきます。
※結果は7月17日(水)までに、応募者全員に通知いたします。
※定員に余裕がある場合、締切後でも受け付けます。
【お申込先】
[メール] workshop@saf.or.jp(メールの件名を「ダンスラボラトリ2019申込」としてください)
【お問合せ】 彩の国さいたま芸術劇場(舞踊担当)
Tel: 048-858-5506 Mail: workshop@saf.or.jp
※財団広報誌「埼玉アーツシアター通信Vol.80」掲載情報より一部変更となりました。予めご了承ください。
■講師プロフィール■
小㞍健太 (コジリ・ケンタ)
1999年ローザンヌ国際バレエコンクールにてプロフェッショナル・スカラーシップ賞受賞後、渡欧。イリ・キリアン率いるネザーランド・ダンス・シアター�に初の日本人男性として入団。2010年よりフリーランスとなり、国内外においてダンサーとしての活動を起点に創作、振付、講師、表現指導など多岐にわたり活躍。『Study for Self/portrait』(2017年、原美術館)などの創作活動をはじめ、シルヴィ・ギエム「6000 Miles Away」世界ツアー、Noism、スウェーデン王立バレエ団に客演。近年は、渡辺レイ、湯浅永麻とOpto(オプト)を主宰するほか、新国立劇場バレエ研修所講師、オペラやミュージカルの振付/指導、フィギュアスケート日本代表選手の表現指導、DanceLab「ダンサー、言葉で踊る」のキュレーターなどを務める。
湯浅永麻 (ユアサ・エマ)
ネザーランド・ダンス・シアターに11年間所属後フリーとなり、マッツ・エック版『Juliet&Romeo』ジュリエット役、サシャ・ヴァルツ『Körper』等にゲスト出演。また弦楽四重奏団Kronos Quartet、現代美術家/ピアニストの向井山朋子や、能楽師の安田登、デザイナーの廣川玉枝、建築家の田根剛など多様なアーティストとコラボレーションし、振付家としても活動。渡辺レイ、小_健太と共同でOptoを主宰、シディ・ラルビ・シェルカウイ率いるEASTMANにも所属し『PLUTO』等数々の作品を世界各国で公演する。2018年第13回日本ダンスフォーラム賞を受賞。国内外で多岐にわたり活動している。
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