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彩の国さいたま芸術劇場 |

演劇

平成30年度『彩の国落語大賞』は林家たけ平さんに決定!!

2019年3月13日

彩の国さいたま芸術劇場では、「彩の国さいたま寄席〜四季彩亭」(年4回開催)に出演した若手落語家を対象に、観客投票によって年間で最も優れた演者を決定し、『彩の国落語大賞』を贈呈しています。

投票対象者14名の激戦を制し、見事平成30年度の大賞を受賞したのは、平成31年1月「柳亭市馬と新春若手落語会」で『宗論』(しゅうろん)を披露した、林家たけ平さんです!
3月12日に行われた表彰式では、「林家は受賞や表彰には縁の薄い一門なのですが、平成10年開始の彩の国落語大賞最初の受賞者は林家たい平師匠、平成最後は林家たけ平ということで、最初も林家で最後も林家でこれは埼玉とのご縁だったなと思います。」と受賞の喜びを語りました。

受賞した若手が2席を披露する「彩の国落語大賞受賞者の会」は、2020年1月18日に開催決定。 若手ホープによる大爆笑間違いなしの高座をどうぞご期待ください!

 

「平成30年度 彩の国落語大賞受賞者の会 〜林家たけ平」
日時:2020年1月18日(土)開演時間未定
会場:彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
出演者:林家たけ平(彩の国落語大賞受賞・2席) 、ゲスト(未定)ほか

 


林家 たけ平(はやしや・たけへい)
昭和52年 東京都足立区出身
平成13年 サラリーマンを経て、林家こぶ平(現正蔵)に入門、前座名「たけ平」
平成17年 二ツ目昇進
平成28年3月真打昇進

 

●彩の国さいたま寄席〜四季彩亭 出演歴
平成22年7月『平成21年度彩の国落語大賞受賞者(三遊亭歌奴)の会 根多『大師の杵』
平成25年1月 林家たい平と新春特選落語会 根多『源平盛衰記』 
平成28年1月 新春若手落語家競演会 根多『金色夜叉』
平成31年1月 柳亭市馬と新春若手落語会 根多『宗論』で今回の大賞を受賞

 

★受賞根多『宗論』(しゅうろん)
大正期に益田太郎冠者(三井物産の創始者、益田孝男爵の次男。本名太郎)によって作られた準古典。狂言にも「日蓮宗」と「浄土真宗」の僧が教義争いをする同名の作品があるが、落語の宗論は「仏教(浄土真宗)」と「キリスト教」の争いに改変されている。 登場人物は「仏教(浄土真宗)を信仰する父親」と、「キリスト教信者の息子」、飯炊きの「権助」。最後に仲裁に入る権助が『おまえも真宗(しんしゅう)か?』と問われ『おらぁ信州(しんしゅう)ではねぇ。仙台だから、奥州(おうしゅう)』とサゲるのが一般的。ただ、この噺はサゲが決まっておらず、他の“しゅう”になることもある。

 


 

■彩の国落語大賞とは

初代の大賞受賞者は埼玉県秩父市の出身で「笑点」レギュラーの林家たい平。歴代受賞者はいずれも当代きっての人気・実力を兼ね備えた噺家となっており、『彩の国落語大賞』は将来の落語界のスターを生み出す場として注目されています。

 

■彩の国落語大賞受賞者一覧

平成10年度 林家たい平
平成11年度 柳家花緑
平成12年度 立川志らく
平成13年度 柳家喬太郎
平成14年度 立川談春
平成15年度 三遊亭歌武蔵
平成16年度 三遊亭白鳥
平成17年度 三遊亭遊雀
平成18年度 林家彦いち
平成19年度 柳家三三
平成20年度 立川生志
平成21年度 三遊亭歌奴
平成22年度 桃月庵白酒
平成23・24年度 桂文治
平成25年度 三遊亭兼好
平成26年度 立川談笑
平成27年度 春風亭一之輔
平成28年度 三遊亭萬橘
平成29年度 春風亭昇也
平成30年度 林家たけ平