Vol.112
2024年12月号
彩の国さいたま芸術劇場 |
さいたまダンス・ラボラトリ vol.1 (2018)
夏期集中ワークショップ
彩の国さいたま芸術劇場では、2018年度シーズンからダンス表現の探求と作品創作を目的とする「さいたまダンス・ラボラトリ」プロジェクトを開始します。
第一弾は8月1日からの10日間、1日6時間の集中ワークショップで始まります。本プロジェクトをリードする講師/ナビゲーターはダンサー・振付家として世界を舞台に活躍する小_健太と湯浅永麻。
イリ・キリアン、マッツ・エック、オハッド・ナハリン、クリスタル・パイトなど世界のダンスシーンを牽引してきた名だたる振付家の作品にダンサーとして関わってきた二人は、近年振付家としても意欲的に創作に挑戦しています。
このラボラトリは二人がナビゲーターとして皆さまと共にダンス・身体表現を巡る多様な試みにトライし作品を創ってゆく場です。最終日には公開リハーサルも予定しています。
新たなプロジェクトの第一歩を共に踏み出す意欲のあるダンサー/アーティストの皆さまの応募をお待ちしています!
彩の国さいたま芸術劇場プロデューサー 佐藤まいみ
<ワークショップに向けて>
湯浅永麻 Ema Yuasa
ダンサー同士と触れ合いながらインプロビゼーションをしていき、お互いをしっかりと聴きながら、体を預けて動きを作っていきます。一人一人の違いや特性を見つけて、それらを共有して自分の中に取り込み消化して新しい自分の動きを作って行く。個人としての自分と、他者と対峙した時、団体の中での自分がどう変化していくか、お互いに与え、与えられる影響を敏感に感じ取って、そこでしか生まれない化学反応をシェアして皆さんと一緒に作っていけたらと思っています。
小_健太 Kenta Kojiri
今でも私自身を動かし表現を求めてしまう根源は、世界的な振付家の作品を踊ることで身体と感覚の限界を乗り越えてきたスリリングな実体験です。 振付家によって要求されることは異なるため、一つで括れないコンテンポラリーダンスだからこそ若い世代に「踊り継がれ洗練された振り付け、テクニック、そしてアイディアを学ぶ」ことはとても大切で次につながる糧になると思います。またレパートリーの応用として振り付けやアイデアから各々が創造して動きを作り出すムーブメントリサーチに挑戦し、レパートリーとリサーチという2つの方向からダンスと向き合う機会を作りたいと思います。
【日程】2018年8月1日(水)〜8月11日(土・祝)
※休講日8/6(月)
※ 8/11(土・祝)公開リハーサル
【時間】13:00〜19:00
<タイムスケジュール&プログラム>
�13:00〜14:00(60分)ウォームアップ&テクニッククラス 講師:湯浅永麻 ・小_健太
�14:15〜16:15(120分)湯浅永麻によるアトリエクラス(インプロビゼーション/クリエーションワーク)
�17:00〜19:00(120分)小_健太によるアトリエクラス(イリ・キリアン レパートリー/ムーブメントリサーチ )
<8月11日(土・祝) 公開リハーサル> 16:30 開始 (17:45 終了予定)
�イリ・キリアン レパートリー
�アトリエクラス成果発表
�『Breakaway』より抜粋 (振付・出演:湯浅永麻、小_健太)
� ポストトーク
*タイムスケジュール、プログラム、公開リハーサルはやむをえない事情により内容が変更する場合があります。
【会場】 彩の国さいたま芸術劇場 大稽古場
【参加費】25,000円
【定員】20名
【対象】15歳以上35歳未満のダンス経験者・中級以上
※原則、全日程参加できる方
※対象外の年齢の方は相談可、ダンスのジャンルは特に問いません。
【お申込方法】メールまたは郵送にて以下の事項をご記入の上、締切日までにお申込みください。
�氏名(フリガナ) �性別 �年齢(生年月日) �郵便番号・住所 �電話番号
�写真(顔写真・全身写真、各1枚) �メールアドレス
�ダンス経験(ジャンル、年数及び舞台経験など)
�「さいたまダンス・ラボラトリ」に参加したい理由(200字以内)
【お申込締切】2018年6月15日(金)必着
_※募集は終了しました。
※応募者多数の場合は書類選考させていただきます。
※結果は7月6日(金)までに、応募者全員に通知いたします。
※定員に余裕がある場合、締切後でも受け付けます。
【お申込先】
[メール] workshop@saf.or.jp(メールの件名を「ダンスラボラトリ申込」としてください)
[ハガキ] 〒338-8506 埼玉県さいたま市中央区上峰3-15-1
彩の国さいたま芸術劇場「さいたまダンス・ラボラトリ」応募係
【お問合せ】彩の国さいたま芸術劇場(舞踊担当)
Tel.048-858-5506 Mail.workshop@saf.or.jp
■講師プロフィール■
湯浅永麻 (ユアサ・エマ)
ネザーランド・ダンス・シアターに11年間所属後フリーとなり、マッツ・エック版『Juliet&Romeo』ジュリエット役、サシャ・ヴァルツ『Körper』等にゲスト出演。弦楽四重奏団Kronos Quartet、現代美術家/ピアニストの向井山朋子や、能楽師の安田登など多様なアーティストとコラボレーションし、振付家としても活動。渡辺レイ・小_健太と共同でOpto(オプト)を主宰、シディ・ラルビ・シェルカウイ率いるEASTMANにも所属し『PLUTO』等数々の作品を世界各国で公演する。建築家田根剛、デザイナー廣川玉枝とコラボレーションした『enchaîne』も好評を博す。
小_健太 (コジリ・ケンタ)
1999年ローザンヌ国際バレエコンクールにてプロフェッショナル・スカラーシップ賞受賞後、渡欧。イリ・キリアン率いるネザーランド・ダンス・シアター�に初の日本人男性として入団。退団後も、シルヴィ・ギエム『6000 Miles Away』、Noism1、スウェーデン王立バレエ団、キリアンプロダクション等に客演。『TSURU』、『Study for Self/portrait』、『光のヴァイブレーション』等の創作活動をはじめ、ソロ、即興、他ジャンルのアーティストとの共演、ミュージカルやオペラなどの振付指導を担当するなど国内外で幅広く活躍。近年は、渡辺レイ、湯浅永麻らとのコンテンポラリーダンスプロジェクトOpto(オプト)を主宰するほか、フィギュアスケート日本代表選手の表現指導や新国立劇場バレエ研修所講師など多岐にわたり精力的に活動している。
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