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彩の国さいたま芸術劇場 |

演劇

平成28年度彩の国落語大賞は三遊亭萬橘に決定!29年7月1日に受賞者の会開催!※授賞式レポートを追加しました。

2017年3月15日

 彩の国さいたま芸術劇場では、『彩の国さいたま寄席〜四季彩亭』の出演者のうち、若手落語家を対象に、観客の皆様からの投票をもとに年間で最も優れた演者を決定し、『彩の国落語大賞』を贈呈しています。

 平成28年度の大賞受賞者は、平成28年10月『立川志らくと気鋭の若手競演会』にて、「代書屋」を披露した三遊亭萬橘師匠に決定。3月14日に表彰式が行われました。

 「こんな素晴らしい賞を頂戴しましてありがとうございます。まだ人違いなんじゃないかと、ひょっとしたら本当の受賞者が遅れて来るんじゃないかといまだに思ってますけど…」と、冗談を交えながら、受賞の喜びを語った萬橘師匠。
 昭和54年愛知県豊川市(旧 宝飯(ほい)郡一宮町)出身。平成15年7月三遊亭圓橘に入門、前座名「橘つき」。平成18年10月「きつつき」で二ツ目昇進。平成25年3月真打昇進、四代目「萬橘」を襲名。平成19年「さがみはら若手落語家選手権」優勝。平成21年「第6回伝統芸能祭りグランドチャンピオン大会」グランプリ受賞。平成27年度「花形演芸大賞」(金賞)受賞と着実に実力をつけてきた。古典に独自の演出を施す才覚に優れ、円楽一門会のホープと期待されている。
 今回の受賞を「やはり落語家として生きていくうえで、自分がほめてもらいたいところを評価してもらえるというのは指針や活動の根本になるので、埼玉県に恩返ししたい気持ちですね。この賞をもらった人は活躍できる人なんだということを自分の体で証明していきたい。」と熱く語った。
 萬橘師匠が二席を披露する『彩の国落語大賞受賞者の会』は、7月に開催。三遊亭小遊三師匠をゲストに迎え、賑やかな高座をお楽しみに!


■平成28年度 彩の国落語大賞受賞者の会 〜三遊亭萬橘

日時:2017年7月1日(土) 開演15:00
会場:彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
出演者:三遊亭萬橘(彩の国落語大賞受賞・2席)、三遊亭小遊三(ゲスト) ほか
★公演詳細ページはこちら

 


【彩の国落語大賞とは
 
  彩の国さいたま芸術劇場では、若手落語家の登竜門として平成16年度まで『拾年百日亭』を実施し、年間の優秀演者を表彰してまいりました。 平成17年度からは、これをリニューアルし、若手からベテランまで幅広いジャンルの演芸公演の場として『彩の国さいたま寄席〜四季彩亭』を創設するととも に、この『彩の国さいたま寄席』の出演者のうち、若手落語家を対象に、観客の皆様からの投票をもとに年間で最も優れた演者を決定し、『彩の国落語大賞』を引き続き贈呈していくことといたしました。
 歴代の大賞受賞者は、埼玉県秩父市の出身で「笑点」レギュラーの林家たい平に始まり、落語はもちろん テレビ・舞台など多方面で活躍中の柳家花緑、七夜連続の「談春七夜」など独演会は即日完売の立川談春ら、現在はいずれも当代きっての人気・実力を兼ね備えた噺家となっており、『彩の国落語大賞』は将来の落語界のスターを生み出す場として注目されています。


■彩の国落語大賞受賞者一覧
平成10年度 林家たい平
平成11年度 柳家花緑
平成12年度 立川志らく
平成13年度 柳家喬太郎
平成14年度 立川談春
平成15年度 三遊亭歌武蔵
平成16年度 三遊亭白鳥
平成17年度 三遊亭遊雀
平成18年度 林家彦いち
平成19年度 柳家三三
平成20年度 立川生志
平成21年度 三遊亭歌奴
平成22年度 桃月庵白酒
平成23・24年度 桂文治
平成25年度 三遊亭兼好
平成26年度 立川談笑
平成27年度 春風亭一之輔
平成28年度 三遊亭萬橘