Vol.112
2024年12月号
埼玉県芸術文化振興財団 |
去る4月14日、『松竹大歌舞伎』東コースの製作発表が行われました。この公演は巡業では初座頭を務める市川染五郎さんを筆頭に若々しい実力派が揃います。会見には市川染五郎さんが出席され、今回の公演への想いや意気込みを語りました。
市川染五郎
公文協の巡業は何度か出演させて頂いていますが、座頭で行かせて頂く事は初めてで、大きな責任を感じております。
『松浦の太鼓』は、大好きなお芝居ですし、憧れのお芝居でもあります。憧れていた役なので、今回演じさせて頂けるのは非常に嬉しく、興奮をしている状態です。なんとか自分が誰よりも、演じる回数を多くなるようにという事を目標にしております。高麗蔵さん、歌昇くんも初役ですが、素晴らしいお芝居になる様に努めたいと思っています。
粟餅はあまり上演されない踊りですが、賑やかで楽しい踊りです。
壱太郎くんと楽しく作り上げられればと思っております。
今回、上演回数が多いと聞きましたので、その機会をいただけた事に感謝したいと思います。一回一回、一日一日を大事に勤めたいと思っております。その土地土地の皆様にとっては、たった一日の大事な公演ですので、盛り上げていきたいです。そしてご覧いただいた皆様に、歌舞伎に興味を持って頂き、その後、東京の歌舞伎座を始めとした劇場に足を運んでいただく、それを目的としている興行だと思っています。
比較的平均年齢の若い座組みです。一日一日を精一杯勤めたいと思います。
全国27会場50公演となる今回の東コース。記者からの「健康管理は?」の問いに、「舞台に出続けること。そこでお客様からエネルギーをもらっているので、大好きな歌舞伎を続けていくことができます。」と語った染五郎さん。
『ご挨拶』では素顔にスーツで舞台に立ち、イヤホンガイドにはその土地土地の話を盛り込むなど、あらゆる角度から歌舞伎を楽しめる公演になる予定。熊谷文化創造館 さくらめいとに場所を移して2回目となる熊谷公演。お見逃しなく!
平成28年度『松竹大歌舞伎』東コース
2016年7月28日(木)昼の部 開演12:30/夜の部 開演17:00
会場:熊谷文化創造館 さくらめいと 太陽のホール
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