Vol.111
2024年10月号
彩の国さいたま芸術劇場 |
1994年の開館以降、初代館長・芸術監督で作曲家の故・諸井誠がアルバン・ベルク弦楽四重奏団や当時ピアニストとして活躍していたアシュケナージなど国内外数多の一流のアーティストを埼玉へ招き、劇場の礎を築いてまいりました。
特に10年で100人のピアニストが登場する「ピアニスト100」や作曲家ならではの着眼点から企画された現代音楽公演、バッハ、ベートーヴェン等のツィクルス、レジデンス・カルテットの結成など当時としては斬新な企画を繰り広げ、諸井の審美眼が光るラインナップは多くの注目を集めました。その後、その理念を受け継ぎ、世界の音楽シーンで活躍するアーティストを招くとともに、若手ピアニストを起用した「ピアノ・エトワール・シリーズ」や3年間に渡り演奏家の今を追う「現在(いま)シリーズ」、ベテラン演奏家による次の世代に継承したい作品を贈るシリーズ「次代へ伝えたい名曲」等、独自の視点で企画を展開し、本年の30周年に至ります。
劇場開館30周年の記念すべき節目を迎えるにあたり、本展示では厳選した公演写真や貴重なサイン色紙等と共に世界の巨匠からも愛される音響を持つ「音楽ホール」の30年間の軌跡を振り返ります。
彩の国さいたま芸術劇場
『音楽ホール30年の軌跡』
【会期】2024年8月20日(火)~9月29日(日)
※休館日を除く9:00~22:00
【会場】彩の国さいたま芸術劇場 1階ガレリア ※入場無料
※展示作品の撮影はご遠慮ください。
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