Vol.111
2024年10月号
彩の国さいたま芸術劇場 |
演劇と介護を掛け合わせた演劇活動を行う「老いと演劇」OiBokkeShi主宰の菅原直樹と、劇作家・演出家であり、表現をしたい一般の方とのコミュニティの運営も手がけた松井周のタッグによって生まれる『終点 まさゆめ』。
蜷川幸雄が創設した高齢者演劇集団「さいたまゴールド・シアター」に松井が書き下ろした『聖地』の初演から14年。時を経て、新たなキャストとスタッフを迎えて再編し、松井と菅原に縁のある岡山県・三重県・埼玉県の3つの劇場で上演します。
作・演出:松井周(「サンプル」主宰)
出演・演出協力:菅原直樹(「老いと演劇」OiBokkeShi主宰)
公演日: 2025年1月11日(土)~13日(月・祝)
会場:さいたま芸術劇場 小ホール
【岡山公演】2024年11月30日(土)、12月1日(日) 岡山芸術創造劇場 ハレノワ 小劇場
【三重公演】2024年12月21日(土)、22日(日) 三重県文化会館 小ホール
本作の重要なエッセンスである、65歳以上の出演者オーディションを開催します!
皆様のご応募をお待ちしております。応募詳細はこちら※募集終了しました
■松井周(まつい・しゅう)
劇作家・演出家・俳優。1972年東京都出身。明治学院大学演劇研究会で寺山修司や唐十郎のアングラ演劇に影響を受けたが、平田オリザの現代口語演劇と出会ったことをきっかけに、1996年に劇団青年団入団。2007年劇団「サンプル」を結成、青年団から独立。2010年にニューヨークタイムズで「日本における最も重要な演出家の一人」と紹介された。2011年『自慢の息子』で第55回岸田國士戯曲賞を受賞。伊、仏、米、台湾に続き韓国では2020年から3戯曲が翻訳上演されるなど、国内外から評価を受けている。
■菅原直樹(すがわら・なおき)
劇作家、演出家、俳優、介護福祉士。1983年栃木県宇都宮出身。桜美林大学文学部総合文化学科卒。平田オリザが主宰する青年団に俳優として所属。2014年に岡山県で「老いと演劇」OiBokkeShiを設立し、認知症ケアに演劇的手法を活用した「老いと演劇のワークショップ」を全国各地で展開。「世界ゴールド祭2018」で徘徊演劇「よみちにひはくれない」浦和バージョンを手掛けるなど外部でも活躍。平成30年度(第69回)芸術選奨文部科学大臣賞新人賞(芸術振興部門)を受賞。
MOVIE Information
SOCIAL NETWORKING SERVICE