Vol.114
2025年4月号
埼玉会館
2024年4月
9日(火)10:30/14:30/18:30
【問い合わせ先】 埼玉映画ネットワーク048-762-9407
※前売券なし・当日現金支払いのみ・全席自由・各回入替制・整理券制
本作は、ペルー映画史上初の全編アイマラ語長編映画として話題になり、ペルー本国では3万人以上の観客を動員する大ヒット。アカデミー賞やゴヤ賞のペルー代表作品に選出されるなど国内外で高い評価を受け、近年、ペルー映画の最高傑作と評された。
監督は、ペルー南部プーノ県出身のオスカル・カタコラ監督。本作で、アイマラの文化・風習の中に、私たちが存在を知りながらも目を背けていた現実を、悠大なアンデスの自然と共に痛烈に描いた。ペルーのシネ・レヒオナル(地域映画)の旗手として今後の活躍を期待されていたなか、 2021 年 11 月、2作 目の撮影中に 34 歳の若さでこの世を去ってしまう。本作が長編初作品であると同時に遺作となった。今となってはオスカル・カタコラ監督の声を聞くことはできない。オスカル・カタコラ監督の死は、ペルー映画界のみならず、これからの映画表現において、間違いなく大きな損失となっただろう。
ウィルカ役は監督の実の祖父ビセンテ・カタコラが、パクシ役は友人から推薦されたローサ・ニーナが演じている。ローサ自身は映画というものをみたこともなかったそうだ。撮影は、標高 5,000 メートル以上の雪に覆われたプーノ県マクサニ地区アリンカパックで5週間にわたって行われた。原題は、アイマラ語で「永遠」を意味し、時間の経過と終わることのなく何度も戻ってくる循環を表現している。
南米・ペルーのアンデス山脈。標高5,000 mを越える社会から遠く離れた場所にふたり。
都会に出た息子の戻りを待つパクシ(ローサ・ニーナ)とウィルカ(ビセンテ・カタコラ)。アイマラ文化の伝統的な生活の中で、リャマと羊と暮らしていた。寒い夜を温めてくれるポンチョを織り、コカ の葉を噛み、日々の糧を母なる大地のパチャママに祈る。
ある日、飼っていた 羊 が キツネ に襲われてしまう。さらに、マッチを買いにいった夫・ウィルカはその途中に倒れてしまう…。
アフターライブ
日時 | 2024年4月 |
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会場 | 埼玉会館 小ホール |
作品情報 | 【監督・脚本・撮影】 オスカル・カタコラ 【出 演】 ローサ・ニーナ、ビセンテ・カタコラ (2017年/ペルー/86分) |
主催 | 特定非営利活動法人埼玉映画ネットワーク |
提携 | 埼玉会館 |
お読みください | ◆発熱や体調不良時には来館や来場をお控えください。 ◆施設内でのマスク着用は個人の判断となります。混雑時のほか、必要に応じて着用してください。 ◆施設内での咳エチケットや手洗いの励行を推奨します。 ◆スタッフは検温を実施し、健康状態を確認のうえ、異常がある場合は業務につきません。また、手指消毒を実施しています。マスクは必要に応じて着用する場合があります。 ◆会場内は、法令にもとづき機械設備による十分な換気が行われています。 |
料金 (税込) |
【全席自由】 |
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