Vol.114
2025年4月号
彩の国さいたま芸術劇場
2024年3月
6日(水)10:30/14:30
7日(木)10:30/14:30
8日(金)10:30/14:30
9日(土)10:30/14:30
10日(日)10:30/14:30 (1日2回、計10回上映)
※前売券なし・当日現金支払いのみ・全席自由・各回入替制・整理券制
【問い合わせ先】埼玉映画ネットワーク 048-762-9407
スペインのアカデミー賞たるゴヤ賞で作品賞を含む3部門を制した本作には、実際に障がいを持つ600人もの中からオーディションで選ばれた10名の“俳優”が出演しています。既に完成していた台本を“当て書き”として全面改稿した末に手にしたのは、スペイン映画における年間興行成績1位の栄誉でした!その人情味あふれる語り口は、爽快且つ心温まるエンディングに結実、あらゆる観客の想像を軽々と超えた奇跡のラストへと繋がってゆくのです。
<監督の言葉>
『だれもが愛しいチャンピオン』は知的障がいを持つ人々の世界が魅力的に描かれています。彼らは誠実に、そして自然に生きています。また、基本的に何に対しても偏見を抱かず、うらやましいほど率直に思っていることをそのまま口に出します。本作では、そんな彼らならではの、ハチャメチャに楽しく人間味にあふれた冒険が繰り広げられます。
この映画はユーモアと愛しさが爆発的に混ざり合った作品でもあります。純真で驚くような解釈で現実を捉える登場人物たちがユーモアを生み出し、彼らが画面に登場した瞬間に見せる最初のしぐさから愛しさがあふれ出てきます。
彼らの澄み切った心や純粋さ、寛大さ、そして桁外れの心の広さには誰もが恋に落ち、心を動かされてしまいます。実際に障がいを持った10人が出演することで、作品の真実味が増し、コメディでありながら共感を呼ぶこと間違いなしのストーリーに1000倍感情移入できるようになっています。より論理的な視点で歴史を捉えてみると、初めは障がいを負っていると思われていた人が最終的には最も“熟練した人”だったと分かることがあります。その逆もまた然りです。
そういう意味では、この映画が導き出す結論は次のようなものになると容易に想像できるでしょう。
「あなた方の中で自分には一切障がいがないと思う者が、最初に石を投げなさい」。
『だれもが愛しいチャンピオン』は楽しく、シンプルで、親しみやすく、他にはない、鮮やかで生き生きとした映画です。
世の中を違った視点で描き、新たな一面を見せてくれる作品であり、私たちの心に長く残る作品になることでしょう。
プロ・バスケットボールのコーチ、マルコは“負ける”ことが大嫌いなアラフォー男。ところが短気な性格が災いして問題を起こし、チームを解雇されてしまう。その上、飲酒運転事故を起こし、判事から社会奉仕活動を命じられたマルコは、知的障がい者たちのバスケットボール・チーム“アミーゴス”を指導するはめに。アミーゴスの自由過ぎる言動にはじめは困惑するマルコだったが、彼らの純粋さ、情熱、豊かなユーモアに触れて一念発起、全国大会でまさかの快進撃を見せる……。
アフターセミナー
上映日時 | 2024年3月 |
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会場 | 彩の国さいたま芸術劇場 映像ホール |
作品情報 | 【監督・共同脚本、編集】ハビエル・フェセル 【脚 本】ダビド・マルケス 【出 演】ハビエル・グティエレス、フアン・マルガージョ、マテネア・マタ、セルヒオ・オルモス、フラン・フエンテス、ロベルト・チンチージャ、ホセ・デ・ルナ、ステファン・ロペス、フリオ・フェルナンデス、ヘスス・ビダル、ヘスス・ラゴ・ソリス、アルベルト・ニエト、グロリア・ラモス (2018年/スペイン/118分) |
主催 | 特定非営利活動法人埼玉映画ネットワーク |
提携 | 彩の国さいたま芸術劇場 |
お読みください | ◆発熱や体調不良時には来館や来場をお控えください。 ◆施設内でのマスク着用は個人の判断となります。混雑時のほか、必要に応じて着用してください。 ◆施設内での咳エチケットや手洗いの励行を推奨します。 ◆スタッフは検温を実施し、健康状態を確認のうえ、異常がある場合は業務につきません。また、手指消毒を実施しています。マスクは必要に応じて着用する場合があります。 ◆会場内は、法令にもとづき機械設備による十分な換気が行われています。 |
料金 (税込) |
【全席自由】 一般1,100円/小中高生600円*(何れも税込) |
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