Vol.119
2026年2月号
彩の国さいたま芸術劇場
2026年5月
13日(水)10:30/14:30
14日(木)10:30/14:30
15日(金)10:30/14:30
16日(土)10:30/14:30
17日(日)10:30/14:30
(1日2回、計10回上映)
※前売券なし・当日現金支払いのみ・全席自由・各回入替制・整理券制
◎16日(土)14:30の回終了後、アフターライブ開催!
【問い合わせ先】埼玉映画ネットワーク 048-762-9407
“最も美しい映画の一つ”が4Kレストア化
47年の時を経て、本来の姿で蘇る

20世紀初頭のテキサスの壮大な農場を舞台に、人間の弱さともろさを美しい映像で描く。第32回カンヌ国際映画祭で監督賞、さらに第51回アカデミー賞🄬では撮影賞を受賞するなど、公開当初から世界中で高く評価され続けている珠玉の名作。日本では、約5年後の1983年に劇場公開された。このたび本作は、テレンス・マリック監督監修のもと4Kレストア化。
監督は、『バッドランズ(地獄の逃避行)』(73)で初メガホンをとり、『シン・レッド・ライン』(98)や『ツリー・オブ・ライフ』(11)などで数々の賞を受賞し続けているテレンス・マリック監督。この作品に全てを注いだマリック監督は、次回作の『シン・レッド・ライン』までの20年間、1本も映画を撮らなかったことは、長年にわたり映画界の伝説として語られている。
本編の夕暮れ時のシーンは全て、“マジック・アワー”と呼ばれる、1日にわずか20分しかない日没間近の柔らかい光の中で撮られ、本編のほとんどをこの時間に費やすという極めて異例の方法で撮影された。手がけたのはエリック・ロメール監督作品に多数参画し、フランソワ・トリュフォーらヌーヴェル・ヴァーグの作品でも撮影監督をつとめたネストール・アルメンドロス。
この2人の狙い通り、絵画のような非常に美しい画作りに成功したが、その極度なこだわりのため、スケジュールや予算は大幅に超過。プロデューサーのバート・シュナイダーは自宅を抵当に入れたという。アルメンドロスは、次回作が控えていたため、ハスケル・ウェクスラーに撮影監督を引き継ぎ完成させた執念の一作となった。

映画音楽界の巨匠エンニオ・モリコーネにとって「最も愛着のある外国語映画」
また、本作の音楽をエンニオ・モリコーネが手掛けていることも見逃せない。『荒野の用心棒』(64)、『続・夕陽のガンマン/復讐の旅』(67)、『ニュー・シネマ・パラダイス』(89)、『海の上のピアニスト』(99)など、世界的な映画音楽作曲家として知られているが、アカデミー賞作曲賞に6回ノミネートされ、受賞は1回(『ヘイトフル・エイト』(15))というキャリアの中で、最初にノミネートされたのが本作。オープニング曲はテレンス・マリックの希望で、サン=サーンスの「動物の謝肉祭」より第7曲「水族館」が使用されているが、モリコーネはこの曲に合うように劇中の音楽を作曲した。彼にとって初めてのアカデミー賞作曲賞ノミネート作品となり、第33回英国アカデミー賞で作曲賞を受賞した。
リチャード・ギアの初主演作
主人公のビル役は、アル・パチーノ、ダスティン・ホフマンが断ったため俳優デビューして間もないリチャード・ギアに回ってきた。劇場公開は『ミスター・グッドバーを探して』(77)が先となったが、本作の撮影後に彼が出演したものにあたるため、『天国の日々』がリチャード・ギア主演として臨んだ第1作にあたる。体制に反抗し、一匹狼的な男を寡黙に演じるスタイルはこの役から始まったのだ。本作出演後、『アメリカン・ジゴロ』(80)、『愛と青春の旅立ち』(82)でトップスターの仲間入りを果たす。1978年に製作された本作が、日本では約5年後の1983年に劇場公開されたのも、ブレイクした若手スター、リチャード・ギアの人気によるところが大きかったと言われている。



20世紀初頭のテキサス。シカゴを追われた青年ビリー(リチャード・ギア)と妹のリンダ(リンダ・マンズ)、ビリーの恋人アビー(ブルック・アダムス)が流れ着いた。裕福な地主(サム・シェパード)のために麦刈りの仕事をすることになるが、病に侵された地主がアビーを見初めたことからビリーらの関係は思わぬ展開を迎える——。
◎アフターライブ♪
作品の舞台、テキサスの音楽を演奏します♪
◇日時:2026年5月16日(土)14:30の回終了後
◇場所:彩の国さいたま芸術劇場 映像ホール
◇ゲスト:one difference (guitar 米田雄一さん、sax 白坂勉さん)

| 上映日時 | 2026年5月 |
|---|---|
| 会場 | 彩の国さいたま芸術劇場 映像ホール |
| 作品情報 | 監督・脚本:テレンス・マリック 製作:バート・シュナイダー ハロルド・シュナイダー 撮影:ネストール・アルメンドロス ハスケル・ウェクスラー 美術:ジャック・フィクス 音楽:エンニオ・モリコーネ 出演:リチャード・ギア、ブルック・アダムス、リンダ・マンズ、サム・シェパード、ロバート・J・ウィルク、ステュアート・マーゴリン 1978年|94分|アメリカ|原題:Days of heaven|カラー|5.1ch|1.85:1 配給:アンプラグド HP:unpfilm.com/heaven © 2025, 1978 BY PARAMOUNT PICTURES ALL RIGHTS RESERVED. |
| 主催 | 特定非営利活動法人埼玉映画ネットワーク |
| 共催 | 公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団(彩の国さいたま芸術劇場) |
| 料金 (税込) |
【全席自由】 一般1,100円/小中高生600円*(いずれも税込) *学生証を確認する場合がございます。 |
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