Vol.119
2026年2月号
埼玉会館
1974年の公開以来、時代を越えて愛される映画『砂の器』。
埼玉会館の大ホールはピアノ協奏曲『宿命』が演奏されるコンサートの会場のロケ地です。
埼玉会館創立100周年を記念して開催する上映会。
どうぞ特別な一日をお過ごしください。
2026年5月9日(土)10:30/15:00 2回上映
上映会 会場:埼玉会館 小ホール
※スペシャルイベント同日開催!
① 13:15-14:00…樋口尚文氏 トークイベント
② 上映会前後…大ホール見学 ~『宿命』の舞台へ
イベント会場:埼玉会館 大ホール
※イベントの会場は 埼玉会館 大ホールです。
| 一般発売 | 2026年2月28日(土)10:00 |
| メンバーズ発売 | 2026年2月21日(土)10:00 |

映画『砂の器』の原作は、松本清張の長編推理小説。1960年5月17日から1961年4月20日にかけて『読売新聞』夕刊に全337回連載されました。『張込み』『ゼロの焦点』の映画化で松本清張から高い評価を得ていた松本忍(脚本)、野村芳太郎(監督)のコンビに、脚本として山田洋次が加わり、原作には「親子の浮浪者が日本中をあちこち遍路する」としか書かれていないエピソードを、「父と子の旅」として繰り広げた渾身の脚本が出来上がります。
ドラマの後半は交響曲『宿命』と日本の四季折々の風景をバックに、事件の謎解きとともに、父と子の逃れられない宿命の絆が浮き彫りにされていき、観客の涙腺を刺激。豪華キャストもそれぞれ柄に合った好演をみせています。




埼玉会館は、大正15(1926)年に「御成婚記念埼玉會館」として誕生。摂政裕仁親王(昭和天皇)の御成婚を記念した名称です。大正12(1923)年の関東大震災で建設延期を余儀なくされますが、渋沢栄一翁を中心とした市井(しせい)の人々を含む多くの寄付により開館。昭和41(1966)年に老朽化により建て替えられ、現在に至ります。映画『砂の器』のロケ地となったのは、この2代目埼玉会館。設計は、日本のモダニズム建築の旗手 前川國男氏が手がけました。人の流れをゆったりと包み込むように造られた空間は、皆様の憩いの場、散策の場となっています。
*ピアノ協奏曲『宿命』が演奏されるコンサート会場として使用されたのは、2代目埼玉会館の大ホール。大ホールのホワイエは、現在は改修で趣きが変わりましたが、『砂の器』では撮影当時の姿が映像に残されています。
*埼玉会館の歴史と建築について詳細はこちらから
6月24日早朝、国鉄蒲田操作場構内に扼殺(やくさつ)死体が発見された。被害者の年齢は50~60歳だが、その身元が分からず、捜査は難航をきわめた。警視庁の今西栄太郎刑事(丹波哲郎)と、西蒲田署の吉村正刑事(森田健作)らの必死の聞き込みによって、前夜、蒲田駅前のバーで被害者と酒を飲んでいた若い男が重要参考人として浮かび上がった。そしてバーのホステスたちの証言で、二人の間に強い東北なまりで交わされていた“カメダ”という言葉に注目された。
カメダ……人の姓の連想から東北各県より六十四名の亀田姓が洗い出されたが、その該当者はなかった。しかし、今西は「秋田県・亀田」という土地名を洗い、吉村とともに亀田に飛ぶが、手がかりは発見できなかった。その帰途、二人は列車の中で音楽家の和賀英良(加藤剛)に逢った。和賀は公演旅行の帰りらしく、優れた才能を秘めたその風貌が印象的だった。
8月4日、西蒲田署の捜査本部は解散、以後は警視庁の継続捜査に移った。その夜、中央線塩山付近で夜行列車から一人の女が白い紙吹雪を窓外に散らしていた。その女、高木理恵子(島田陽子)を「紙吹雪の女」と題し旅の紀行文として紹介した新聞記事が、迷宮入りでいらだっていた吉村の触角にふれた。窓外に散らしていたのは、紙なのか?布切れではなかったか…?
| 日時 | 2026年5月9日(土) 10:30上映開始/15:00上映開始 (2回上映) ※開場時間は上映開始の30分前です。 |
|---|---|
| 会場 | 埼玉会館 小ホール |
| 作品情報 | 原作:松本清張 監督:野村芳太郎 脚本:橋本忍 脚本:山田洋次 撮影:川又昂 音楽:音楽監督・芥川也寸志 作曲・菅野光亮 出演:丹波哲郎、森田健作、加藤剛、加藤嘉 ほか 1974年製作/143分/日本 配給:松竹 『砂の器 デジタルリマスター版』©1974/2005 松竹株式会社・橋本プロダクション |
| 主催 | 公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団 |
| 協力 | NPO法人埼玉映画ネットワーク |
| 関連企画 | SPECIAL EVENT ! 2026年5月9日(土)埼玉会館大ホールで開催!
『砂の器』研究書籍の決定版『砂の器 映画の魔性―監督野村芳太郎と松本清張映画』(2025年、筑摩書房)の著者で、映画評論家・映画監督の樋口尚文(ひぐち・なおふみ)氏に、作品の魅力をたっぷりとお話いただきます!
〈樋口尚文氏プロフィール〉 映画評論家、映画監督。映画誌や新聞などを中心に評論を寄稿。著書に『砂の器 映画の魔性-監督野村芳太郎と松本清張映画』(筑摩書房)、『大島渚全映画秘蔵資料集成』(国書刊行会)、『黒澤明の映画術』(筑摩書房)、『秋吉久美子 調書』(筑摩書房)、『実相寺昭雄 才気の伽藍』(アルファベータ)ほか多数。映画監督作に『インターミッション』(13)、『葬式の名人』(19)など。日本大学芸術学部映画学科で教鞭をとり、神保町のシェア型書店「猫の本棚」のオーナーでもある。 『砂の器 映画の魔性―監督野村芳太郎と松本清張映画』(2025年、筑摩書房)
◆上映会前後 映画の余韻を楽しみながら、ロケ地となった大ホールをご見学いただけます!
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| 料金 (税込) |
【全席自由(整理番号付)】 前売 一般:1,000円/U-25:800円 ※障がい者:一般と同料金(介助者1名まで無料) ※車椅子でご来場の方は、チケットご購入時にSAFチケットセンター0570-064-939(休館日を除く10:00~18:00)までご連絡ください(車椅子スペースには限りがございます)。 |
|---|---|
| 発売日 | 【一般】2026年2月28日(土)10:00 |
【チケット取扱い】
※下記は前売券のみのお取り扱いとなります。当日券は、5月9日(土)9:30から会場〈埼玉会館 小ホール〉受付で販売いたします(当日券のお支払いは現金のみ)。
■SAFチケットセンター
・電話 0570-064-939(10:00~18:00/劇場休館日を除く)
※一部IP電話からは、ご利用いただけません。
・インターネット「SAFオンラインチケット」
■窓口
・埼玉会館(10:00〜18:00/休館日を除く) アクセス
・彩の国さいたま芸術劇場(10:00〜18:00/休館日を除く) アクセス
【お問い合わせ先】
SAFチケットセンター 0570-064-939(10:00~18:00/劇場休館日を除く)
※一部IP電話からは、ご利用いただけません。
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