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公演情報
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彩の国さいたま芸術劇場

シネマ・イベント

彩の国シネマスタジオ 『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』

彩の国シネマスタジオ 『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』

2020年11月
 19日() 10:30/14:30
 20日(金) 10:30/14:30
 21日(土) 10:30/14:30 

(1日2回、計6回上映)

 

※前売券なし・当日現金支払いのみ・全席自由・各回入替制・整理券制

 

【重要】彩の国シネマスタジオ/新型コロナ感染症拡大防止対策とご来場の皆さまへのお願い

※国・埼玉県のイベント取扱い方針に基づく新型コロナウイルス感染症防止ガイドライン等の改正により、客席の入場定員制限が緩和されました。

 

第40代ウルグアイ大統領、ホセ・ムヒカ

収入の大半を貧しい人々に寄附し、質素でありながらも心豊かな暮らしを実践する彼の人生を、巨匠エミール・クストリッツァが追いかける。

パワフルな愛に溢れた感動のドキュメンタリー!

 

  本作は、人口345万人、サッカー強国として有名な南米の小国ウルグアイ第40代大統領ホセ・ムヒカ(愛称ペペ)のドキュメンタリーである。

 収入の9割を貧しい人々のために寄附し、職務の合間にはトラクターに乗って農業に勤しむ。風変わりだけど自然体で大統領という重責を担ったホセ・ムヒカが、「世界でいちばん貧しい大統領」と全世界から注目を浴びるようになったのは、2012年のリオデジャネイロでのスピーチだった。まん丸の体とやさしい瞳のムヒカから放たれたのは、環境危機を引き起こしている真の原因は、消費至上主義であるという鋭くも真っ当な指摘。経済発展は必ずしも人類の幸福に結びついておらず、むしろ経済格差が広がり続ける現状を憂い、怒り、より良い未来に向けて行動を起こせと呼びかけたのだ。このスピーチは世界中に感動を与え、ムヒカは2013年、14年とノーベル平和賞にノミネート、日本でも多数の本が出版され2016年には初来日を果たした。

 監督は、自分の故郷である旧ユーゴスラビアの混沌とした時代と庶民をパワフルに描いた『アンダーグラウンド』(95)で2度目のカンヌ国際映画祭パルム・ドールに輝いたほか、世界三大映画祭で絶賛された巨匠エミール・クストリッツァだ。彼が、フランスにいた時、誰かがトラクターを運転する大統領がいる、と教えてくれた。その写真を見て、世界中で彼だけが腐敗していない唯一の大統領だと直感し、「次はこの映画を撮る」と決めた、という。2014年からムヒカの撮影を開始し、大統領としての任期満了する感動の瞬間までをカメラに収め、制作に5年をかけた。作品では、ぺぺの妻であり、ウルグアイ副大統領であるルシア・トポランスキー夫人にもスポットを当て、ペペとルシアの政治活動と愛における、常に切っても切れない関係についても描かれている。また、監督はこの作品で3本目のドキュメンタリー作品となるが、ドキュメンタリーでも音楽に強いこだわりをみせており、彼の映画では音楽が大きな役割を果たしていることにも触れておきたい。

あらすじ

 ホセ・ムヒカ(愛称ペペ)は、1935年、ウルグアイの首都モンテビデオ郊外に生まれた。

 ウルグアイは、1825年、ウルグアイ東方共和国としてブラジルから独立。1865-1958年はコロラド党の一党政治が行われ、1940-1950年代には、政治、経済が安定し「南米のスイス」と呼ばれる民主主義国家に成長した。

 1959年にキューバ革命が起きると、若きペペはその影響を受け都市型ゲリラ活動に従事。非合法活動に身を投じたことで、1973年クーデターにより誕生した軍事独裁政権の下、13年間も収監され、囚人として登録されないまま拷問を受け、次から次へ移動させられるなど、過酷な投獄生活を送った。

 1985年軍事政権が倒れると、ペペも刑務所生活から解放され、ウルグアイは伝統2政党(コロラド党、国民党)の時代となり、民主主義の回復・発展、自由主義経済の推進、財政改革等が行われるが、90年代に起こった経済危機の影響で国民は2大政党に失望するようになる。一方、ペペは1994年仲間と結成した左派政治団体から下院議員に出馬し、初当選。1999年には上院に当選し、所属政治団体が最大議席を獲得するまでになった。2005年、バスケス候補が大統領選で勝利し、史上初の左派政権が誕生した。ペペも農牧水産相として初入閣する。2010年、ホセ・ムヒカ(ペペ)が大統領選で勝利し、バスケス政権の引き継ぎ、第40代大統領に就任。2015年に任期を終え、退任記念式典には多くの国民が駆けつけた。

本作品は、2014年からホセ・ムヒカの撮影を開始し、大統領として任期満了する感動の瞬間までをカメラに収めた。また、軍事政権下のウルグアイでゲリラとして戦い、苛烈な拘留生活を過ごした事実や、生涯のパートナー、ルシア・トポランスキーとの固い絆にも迫る。極貧家庭に育ち、権力と闘い、大統領として国民に愛されたムヒカ。その功績と意外すぎる過去が掘り起こされる。

 

 

公演インフォメーション

上映日時

2020年11月
 19日(木) 10:30/14:30
 20日(金) 10:30/14:30
 21日(土) 10:30/14:30
 (1日2回、計6回上映)

会場

彩の国さいたま芸術劇場 映像ホール

作品情報

【監 督】 エミール・クストリッツァ

【出 演】 ホセ・ムヒカ、ルシア・トポランスキー、エレウテリオ・フェルナンデス=ウイドブロ、マウリシオ・ロセンコフ ほか

(2018年/アルゼンチン・ウルグアイ・セルビア/74分)

主催

特定非営利活動法人埼玉映画ネットワーク

提携

彩の国さいたま芸術劇場

必ずお読みください

◆マスクを着用されていない方はご入場いただけません。会場内では常時マスクの着用をお願いいたします。

◆受付時に検温を実施します。37.5度以上の熱があった場合は、入場をお断りさせていただきます。予めご了承ください。

◆新型コロナ感染症拡大防止の対策のため、入場にあたってお名前と連絡先の記入をお願いしています。

◆国・埼玉県の新型コロナ感染症防止ガイドラインの改正により、入場定員数制限が緩和されましたので、従前どおり通常定員数・自由席でご入場いただけます。

※新型コロナウイルス感染症拡大防止対策についての詳細はこちらもあわせてご確認ください。ご来場の前にご一読をお願いいたします。

チケットインフォメーション

料金
(税込)

【全席自由】

一般1,100円/小中高生550円*(何れも税込)
※前売券なし・当日現金支払いのみ・各回入替制・整理券制
*学生証を確認する場合がございます。

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