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公演情報
performance information

彩の国さいたま芸術劇場

シネマ・イベント

彩の国シネマスタジオ 『ブルーム・オブ・イエスタディ』

彩の国シネマスタジオ 『ブルーム・オブ・イエスタディ』

2024年6月

 5日(水)10:30/14:30
 6日(木)10:30/14:30
 7日(金)10:30/14:30
 8日(土)10:30/14:30
 9日(日)10:30/14:30      

(1日2回、計10回上映)

※前売券なし・当日現金支払いのみ・全席自由・各回入替制・整理券制

◎8日(土)14:30の上映終了後に、アフターセミナーあり。

 

【問い合わせ先】埼玉映画ネットワーク 048-762-9407

 

ナチスの戦犯を祖父に持つ男と、フランス系ユダヤ人女性が恋におちたら・・・愛と笑いと勇気でタブーの扉を開けて、第29回東京国際映画祭にてグランプリを獲得した新時代の人間讃歌。

 

 

時は、現代。ナチスの戦犯を祖父に持ち、家族の罪と向き合うためにホロコースト研究に人生を捧げるトト。そして、ナチスの犠牲者となったユダヤ人の祖母を持ち、親族の無念を晴らすために、やはりホロコーストの研究に青春を捧げるインターンのザジ。スタート地点は真逆だが、同じ目標のためにアウシュヴィッツ会議を企画することになった二人。頑固で人付き合いが苦手なトトは、フランスから来た“今どきの若い女性”のザジに激しく反発するが、彼女の型破りな性格にいつの間にか生きる力をもらう。やがて二人は、自分にない何かを求め合うように強く惹かれていく。だが、実は二人の出会いは、偶然ではなかった――。

オープニングから畳みかけるようなユーモアと毒舌の連続に、こんなシリアスなテーマで笑っていいのかと不安を覚えた私たちは、互いの親族の秘密を共有し、ドイツ、ウィーン、ラトビアへと過去を追いかける二人の旅に同行しながら気付いていく。すべての人間に、どんな傷でも癒せる、素晴らしい力があることに。困難な日々の中にも必ず美しい花のような瞬間があり、昨日咲いた花(ブルーム・オブ・イエスタディ)が、今日、そして明日を輝かせてくれる。破天荒な展開のその先に、前を向く勇気をくれる物語が誕生した。

 


 

『4分間のピアニスト』のクリス・クラウス監督が、自身が感銘を受けた“事実”をもとに映画化。ナチス映画のエポック・メイキングとなる作品。

監督・脚本は、日本でもスマッシュヒットを記録した『4分間のピアニスト』のクリス・クラウス。主人公のトトと同じように、自分の祖父とその兄にダークな過去があると知ったクラウス監督は、大変なショックを受け、ヨーロッパ各地の様々な記念館や施設を訪ね、自らホロコーストの調査を重ねた。その際に、加害者と被害者の孫世代が、歴史をジョークにしながら楽しそうに話している姿に触れ、さらに彼らから両者の間でラブストーリーが展開されていると聞いたことから、本作のアイデアが浮かんだという。

当然ながら、彼らが親族の経歴を忘れたわけでも、そこから受けた心の痛みが消えたわけでもない。それでも、過去を嘆くだけの時代に終止符を打ち、自分たちの方法で、今をそして未来を希望と共に生きようとする世代のために、新しいアプローチの映画を作ることを決意したクラウス監督は、本作の誕生以前と以後でナチス映画の歴史が変わるに違いない、エポック・メイキングな物語を完成させた。その結果、ドイツのアカデミー賞にあたるドイツ映画賞で、主要7部門にノミネートされるなど、ドイツ国内でも高く評価されている。

あらすじ

ホロコースト研究所に勤めるトト(ラース・アイディンガー)の人生は、トラブルの宝庫だった。研究者として認められたものの、ナチスの親衛隊の大佐だった祖父を告発した著書がきっかけで、世間からは評価されたが、家族からは勘当された。一族の罪に真剣に向き合うあまり、心はいつも不安定で、妻のハンナ(ハンナ―・ヘルツシュプルング)との関係もとっくに破たんしている。さらに、2年もかけて企画している“アウシュヴィッツ会議”のリーダーから、信頼していたノルクス教授に外されてしまう。すぐに感情的になるのが理由だと言われたそのそばから、新たな責任者に指名されたバルタザール(ヤン・ヨーゼフ・リーファース)に殴りかかるトト。とどめに、二人のケンカを見ていた教授が、突然の発作で急死してしまう。

最悪の精神状態で、フランスから来るインターンのザジ(アデル・エネル)を、シュトゥットガルト空港に迎えに行くトト。到着した彼女は、トトの書いた本を「サイコーよ」と褒め称え、トトの下で研修できることに感激したのも束の間、迎えの車がベンツだと知ると、激しく怒り出す。ユダヤ人の祖母が、ベンツのガス・トラックでナチスに殺されたというのだ。猫の目のようにコロコロと気分が変わるザジは、自分からバルタザールの愛人だと打ち明け、ますますトトを唖然とさせるのだった――。

 


◎アフターセミナー

◇日時:2024年6月8日(土)14:30の回終了後

◇場所:彩の国さいたま芸術劇場 映像ホール

◇ゲスト:小林 和貴子 さん(学習院大学 文学部 ドイツ語圏文化学科 教授)

 

公演インフォメーション

上映日時

2024年6月
5日(水) 10:30/14:30
6日(木) 10:30/14:30
7日(金) 10:30/14:30
8日(土) 10:30/14:30
9日(日) 10:30/14:30

会場

彩の国さいたま芸術劇場 映像ホール

作品情報

監督・脚本・プロデューサー:クリス・クラウス

出演:ラース・アイディンガー、アデル・エネル、ヤン・ヨーゼフ・リーファース、ハンナ―・ヘルツシュプルング

2016年/ドイツ=オーストリア/126分/R15+

主催

特定非営利活動法人埼玉映画ネットワーク

提携

彩の国さいたま芸術劇場

お読みください

◆発熱や体調不良時には来館や来場をお控えください。

◆施設内でのマスク着用は個人の判断となります。混雑時のほか、必要に応じて着用してください。

◆施設内での咳エチケットや手洗いの励行を推奨します。

◆スタッフは検温を実施し、健康状態を確認のうえ、異常がある場合は業務につきません。また、手指消毒を実施しています。マスクは必要に応じて着用する場合があります。

◆会場内は、法令にもとづき機械設備による十分な換気が行われています。

チケットインフォメーション

料金
(税込)

【全席自由】

一般1,100円/小中高生600円*(いずれも税込)※本作品はR15+となります。

※前売券なし・当日現金支払いのみ・各回入替制・整理券制

*学生証を確認する場合がございます。

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