REPORT

レポート

スタジオワークレポート 2025年6月~8月

2026.04.03


 
3月のワーク・イン・プログレス公演『花にまつわる考察』を好評のうちに終え、2025年6月からは新たなワークをスタート。2024年度は原則単発で開催していましたが、2年目はより発展させて、同じ講師・同じ参加メンバーによる複数回の連続講義形式のワークとして実施していきました。2年目に開催したいくつかのワークを抜粋し、その内容を順不同でご紹介します。

【今井朋彦「3分を背負う」ワーク】

10名のメンバーと今井朋彦さんによる全4回のワーク。オスカー・ワイルド『幸福な王子』のテキストをもとにメンバー自身が演出および一人で出演する3分間の作品をクリエーションしていきました。今井さんをはじめ、参加しているメンバー同士で途中経過を見せあいながら完成度を高め、最終日に発表。漫才風、ミュージカル風、身体パフォーマンスを伴う一人芝居など様々なアイディアが提示され、熱気あるワークが繰り広げられました。
 

 

【内橋和久「自称ダンサーのための即興」ワーク】

20名が参加する全2回のワーク。1回目は音楽家の内橋和久さんがギターやダクソフォンの楽器で奏でる即興演奏に呼応して、メンバーが即興のダンスを展開していくワーク。2回目には宿題として提供された内橋さんの音源に対して全員が振付を用意して持ち寄り、一つの群舞をクリエーション。8月には全カンパニーメンバーの前で成果を発表しました。
 

 

【森 洋久『春の祭典』をめぐる講義】

於:インターメディアテク
カンパニー・グランデとしては初めてとなる劇場以外の施設でのワーク。東京駅直結の施設「KITTE 丸の内」内に立地する博物館「インターメディアテク」で、カンパニー・グランデ講師、インターメディアテクの主任学芸員を務める森 洋久さんによる『春の祭典』をめぐる講義を実施しました。ストラヴィンスキーが立脚する作曲思想「新古典主義」を解説するとともに、ストラヴィンスキー自身が指揮した『春の祭典』のLP音源を手動の蓄音機で再生するなど、博物館という特別な場所で、これからグランデが立ち向かう『春の祭典』の手がかりをつかむワークとなりました。