2025年1月
24日(金)10:30/14:30/18:30
【問い合わせ先】 埼玉映画ネットワーク048-762-9407
※前売券なし・当日現金支払いのみ・全席自由・各回入替制・整理券制
◎14:30の回終了後に、アフターライブあり♪
憶えていますか。あの船上で生まれた奇跡を—
『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督と映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネがタッグを組んだ不朽の感動作
映画『海の上のピアニスト』が日本劇場公開から20年の時を経て、色鮮やかな4Kデジタル修復で蘇る。本作はトルナトーレ監督にとって初の英語作品であり、現代のイタリアを代表する名匠として、その名を世界に知らしめた作品。一つの時代の終わりと新しい時代の始まりの狭間で揺れる、一人の天才ピアニストを描いた現代の寓話とも言うべき映画史上に残る傑作である。実際の貨物船を改造して作り上げた豪華客船や、当時ヨーロッパ最大を誇ったイタリア・チネチッタのスタジオに再現されたダンスホールなど、壮大なスケールで映し出される映像の数々は、映画ならではの美しさに満ちている。
伝説のピアニストを演じるのは、『ロブ・ロイ/ロマンに生きた男』(95)でアカデミー賞®助演男優賞ノミネート、英国アカデミー賞で助演男優賞を受賞し、クエンティン・タランティーノ監督作品の常連としても知られる演技派俳優ティム・ロス。本作では生涯を船の上で過ごし、外の世界を知らない天才ピアニストという難しい役どころを演じ、ユーモアを交えた飄々としたその演技はトルナトーレ監督に「まるでチャップリンのようだ!」と絶賛された。繊細かつ叙情的なピアノ演奏シーンでは、過酷な特訓の末に見事に自身で演じきっているのも本作の大きな見どころである。
音楽を担当するのは、言わずと知れた映画音楽界のレジェンド、エンニオ・モリコーネ。脚本よりも先に音楽を完成させたという本作でも、メインテーマから劇中でナインティーン・ハンドレッドが演奏するジャズナンバーまでほとんどの楽曲をオリジナルで作曲した。その美しい珠玉のメロディたちはこの映画のもう一人の主役とも呼べるだろう。
今回、「4Kデジタル修復版」では、トルナトーレ監督本人の監修のもと、映画『ライフ・イズ・ビューティフル』(97)なども手がけてきたカラースーパーバイザーのパスクアーレ・クズポリと共に、イタリアはルーチェ・チネチッタ・ラボにおいて完全修復作業が行われた。オリジナル35mmネガを4Kスキャンし、煌びやかな豪華客船の内部や、青く透き通るような海など、これまで表現しきれなかった細部まで色彩豊かに蘇っている。
一枚のレコードに秘められた、たった一度の恋。
大西洋を巡る豪華客船の中で、生後間もない赤ん坊が見つかった。彼の名は1900=ナインティーン・ハンドレッド。世紀の変わり目を告げる1900年に因んで名付けられた。彼は船内のダンスホールでピアノを演奏し、類稀な即興曲を次々と作り出していった。そんなある日、彼は船内で出会った美しい少女に心を奪われてしまう。彼女が船を去った後、断ち切れない彼女への想いから人生で初めて船を下りることを決心する…。
◎アフターライブ♪
「エンニオ・モリコーネ映画音楽ギターコンサート」
◇日時:2025年1月24日(金)
◇場所:埼玉会館 小ホール
◇ゲスト:米田 雄一 さん(川口市在住のギタリスト)
日時 | 2025年1月 |
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会場 | 埼玉会館 小ホール |
作品情報 | 監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ 音楽:エンニオ・モリコーネ 原作:アレッサンドロ・バリッコ 出演:ティム・ロス、ブルイット・テイラー・ヴィンス、メラニー・ティエリー、ビル・ナン、ピーター・ヴォーン、クラレンス・ウィリアムズ三世 1998年/アメリカ=イタリア合作/英語/121分/シネマスコープ/英題:The Legend of 1900
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主催 | 特定非営利活動法人埼玉映画ネットワーク |
提携 | 埼玉会館 |
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料金 (税込) |
【全席自由】 |
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