三芳町

竹間沢車人形保存会

埼玉回遊

全国で3地域にしか残っていない伝統芸能「車人形」

三芳町の「竹間沢車人形保存会」の稽古を見学。人形浄瑠璃文楽は3人で1体の人形を動かしますが、竹間沢車人形は1人で1体を操ります。人形遣いは「轆轤車(ろくろぐるま)」と呼ばれる車に座り、移動しながら演じます。車人形は、全国で3地域(八王子市、奥多摩町、三芳町)にしか残っていない伝統芸能。人形や轆轤車の仕組みを学び、近藤さんは実際に人形を操作させていただきました。轆轤車に座り、手足も首(かしら)もばらばらに動く人形を一人で操るのは至難の技!それでも人形を動かすのは楽しくて仕方ない様子の近藤さん。皆さんの稽古の情感溢れる表現にも見入ってしまう時間でした。

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近藤良平からのコメント

近藤良平

自分の両手両足を使っての人形操作はとっても難しい。こちらの手が攣りそうになりました(笑)轆轤車に乗って人形を操ることで、人形を低い位置で動かすことができ、空間が生まれる。さらに、横移動がスムーズにできる。移動しながら表現する、ということは、革命的な感じがしました。低いことは、異世界に連れて行く、非現実的な力があると思う。前田益夫(まえだますお)師匠の拍子木の音にも痺れましたね。

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