文字と絵でつづる創作書道を長年続ける
植木の産地として知られる川口市安行。町のそこここで植木屋さんが看板を掲げています。緑が光る初夏の日にお訪ねしたのは、徳 典子(とくのりこ)さん。日常生活の中から、書と絵を組み合わせた作品を次々に生み出しています。力強い書はご主人と印刷会社を切り盛りしながら一心に学び、温かな絵はその後に習得されたもの。題材は新聞記事や広告など身近なところから得ているそうです。徳さんの作品には、ご家族や周囲の人々への眼差しとご自身の自由な精神が満ちています。誰のためでもなく、自分のために。「生きがい」として作品づくりを続けるお姿に心を打たれました。



