富士見市

面師 髙倉左近さん

埼玉回遊

埼玉県内でも稀有な専業面師

埼玉県唯一の専業面師といわれる、3代目髙倉左近(たかくらさこん)さんのご自宅兼アトリエにお伺いしました。初代であるお祖父様が始められた、神楽面の製作。今では月に300枚近くのお面を製作され、浅草をはじめ全国津々浦々に髙倉さんのお面がいきわたっています。主に張り子面(型に和紙を貼り重ねて成形したもの)と、木彫り面を製作されており、訪問した日には、修復中の木彫り面や、製作途中の張り子面を拝見しました。能面とはまた違う魅力のある神楽面。数十年前に作られた木彫り面の存在感に、近藤さんも虜に。

近藤良平からのコメント

近藤良平

「能面は正解が一つだが、神楽面はその自由さが良さ。タブーは無い」という髙倉左近さん。その自由で少しロックな感じがとてもすてきでした。何かを守りながらも、自由がある。面はからだの中でも一番語る部分。何十年も前に作られたお面は、こちらになにかを問いかけてくる。お面と対峙していると、沸々と創作意欲が湧いてきました。

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