衣類から小物、皮革まで、伝統的な技法で藍染製品を作る
川と用水路に囲まれた八潮市は、豊富な水を利用して古くから染色業が栄えてきた地域。 大場川沿いの「相澤染工場」を訪問しました。ご案内くださったのは相澤択哉(あいざわたくや)さん。100年以上にわたり代々続いてきた相澤染工場は、周囲の藍染工場がだんだん少なくなっていくなかで、手作業での型彫り・型付けから、江戸文字などの伝統的な文字入れ、藍染、縫製まで、すべての過程を自社で行う貴重な工場です。約40ある藍甕(あいがめ)はそれぞれの濃淡がわかれています。美しい文字入れ、きめ細やかな型付け、生きた藍と対話しながら進める染め作業の様子を見学し、近藤さんも興味津々。工場自体が物語を感じさせるような場所で、学びとインスピレーションを得ました。



