川越市

川越鳶組合 木遣保存会

埼玉回遊

370年以上の歴史をもつ川越まつりで歌われる木遣歌の稽古

その昔、巨岩や大木を運ぶときに力を合わせるために歌われた労働歌である「木遣歌(きやりうた)」。今では、埼玉有数の大祭「川越まつり」の始まりと終わりに歌われます。それを担う「川越鳶組合 木遣保存会」の稽古にお邪魔しました。木遣について教えてくださったのは川越鳶組合頭取の鈴木英明(すずきひであき)さん。公民館の一室で、日に焼けた鳶職人の男性たちが所狭しと輪になって座りこみ、おもむろに歌い始めました。その声量はすさまじく、地鳴りのような響き!小さな木遣棒(てこ棒)を前後左右に動かしながら、呼吸を合わせていきます。圧倒的な迫力に打ちのめされる時間でした。

市指定文化財 川越の木遣り | 川越市ウェブサイト

近藤良平からのコメント

近藤良平

それぞれの歌い手のみなさんの個性がすごい。みんな違う。鳶職の方々なので、肌が日に焼けて生命力がある。木遣りは楽譜にも載せられないような口承文化で伝わってきたものでもある。いろいろな要素があって、聴いているとずっと踊っているような感覚にもなる。勝手に色々なイメージが浮かんできました。木遣について、もっと追いたくなりました。

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