総勢120名でスタートしたカンパニー・グランデ。
メンバーは2年間を通して様々なスタジオワークに参加し、実験を重ねながら舞台作品の創作に向かいます。
2024年6月、キックオフとなる初回のスタジオワークにて、120名を5グループに分け、近藤良平の「からだ発見アワー」を開催しました。
最年少16歳から最高齢83歳までが集まるカンパニー・グランデのメンバーは、個性も、国籍も、特技も、職業も、多種多様。舞台芸術のプロもいれば、未経験者もいます。
初めまして同士が集まる場に、心なしか緊張した面持ちのメンバー。
近藤良平のガイドのもと、まずは全員立ち上がり、自由にスタジオを歩き回って、すれ違ったらメンバーにニコっとし合います。
さらに外国人風に「ハ~イ」と言い合ったり、触らないぎりぎりまで近づいてみたり。
シンプルなワークを通じて、自然とメンバーのからだと心がほぐれたところで、自己紹介。
メンバー一人一人が自分のことや、応募した想いなどをシェアする時間になりました。
休憩を挟み、ワークを再開。
2人組になって肩と肩、足の裏と裏、頭と頭を合わせてみます。
さらにその2人組で「おちゃめ」「チクショー!」などの言葉からイメージする動きを創作。
それぞれにユーモアたっぷりの動きを考え、シェアし、スタジオは大盛り上がり。
最後は一列になって沖から岸辺をイメージしながら全身を使って表現。
作品の1シーンになるような、ドラマティックな瞬間が生まれました。
メンバー同士がからだを通して交流しながら、互いを知り、自分自身やコミュニケーションにおける様々な気づきを得る90分になりました。
終了後、「雰囲気は最高です!カンパニー・グランデが良い方向に進む気がしてきた」と語る近藤良平。
メンバーからも様々な感想が寄せられました。
「色んな年齢層のいろんな個性を持った人たちがたくさんでびっくり。豊かな身体に触れるとあったかい気持ちになった」
「とても実験的な空間で、これからもどんなことを体験し、どんなものが生まれていくのかとても興味深く、楽しみ」
「普段は同世代の方と関わる事が多いので自分と違う世代の方と一緒になって遊べることが凄く幸せでした」
「新しく知る事、見る事、聞くものばかりでとても刺激的な時間でした」
「もっとやりたかった。次回以降が楽しみ」
走り出したばかりのカンパニー・グランデ。
8月・9月は多彩なアーティストを講師に迎え開催するスタジオワークが待っています。
今後の活動レポートもお楽しみに!