現在19歳になった長男の産休に入ってすぐ、当時保育士をしていた私が通っていたピアノ教室の発表会がありました。大きなお腹で弾いたのは、ソロでベートーヴェンのソナタ「悲愴」第2楽章、先生と連弾でフォーレの子守唄。芸術劇場での発表会はその時が初めてで、プロの録音にも使われる素晴らしい音響、スタインウェイの響きを経験出来て、緊張しましたが感激しました。後から、他の大人の生徒さんが、よかった、とおっしゃってくださったと先生から聞き、嬉しかったです。産まれた長男も中学生までレッスンに通い、息子のようにかわいがっていただきました。育休明けからは、私は専ら子どもとの連弾で、今はすっかりピアノから離れてしまいました。長男は、高校から軽音を始め、現在はDTMの作曲を学んでいます。立派な音楽好きに成長しました。胎教って本当にあるんだな、と今になって実感しています。