昭和30年代後半、私は与野西中学校に通っていました。いつもお隣の古谷製菓からは甘いキャラメルの香りが流れてきました。そのたびにキャラメルがなめたくなりました。それから30年。まさかお菓子工場が「芸術劇場」に姿を変えるとは…
昭和58年(1983年)から、仲間と「与野朗読の会」で朗読を楽しんでいます。発足当初からご指導を頂いたのは、NHKやその他で、俳優・声優として活躍された巖金四郎先生でした。芸術劇場オープンの前年「来年与野に素晴らしい劇場ができたら、先生の朗読独演会をやりましょう」と話していましたが、夢叶わず、開館の年の暮れに先生は亡くなりました。先生はいらっしゃいませんが私たちは、第10回(1995年)の発表会から小ホールや映像ホールで発表を続けています。今も10月19日「第36回秋の会」が迫ってきており練習に励んでいます。「さい芸」が身近でとても大切な場所です。