2月にさいたまネクスト・シアター×さいたまゴールド・シアター公演として『リチャード二世』を再演。同作品で第3回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞を受賞。4月には「クライオーヴァ国際シェイクスピア・フェスティバル」に招聘され、ルーマニア・クライオーヴァでも公演を行った。蜷川幸雄の美しく鮮烈な視覚的イメージとゴールド・シアター、ネクスト・シアター両劇団の演技が融合した本作は、現地の観客から熱狂的なスタンディングオベーションを浴び、フェスティバルのオープニングを飾った。
12月には、埼玉から発信する世界最大級の大群集劇「1万人のゴールド・シアター2016」に出演。演出を務める予定だった蜷川幸雄が5月に逝去し、その遺志を継いだノゾエ征爾がシェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を下敷きに書き下ろした創作劇に「本家ゴールド・シアター」として登場。公募で集まった約1,600人の60歳以上の出演者の中でも、独自の存在感を示した。
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