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彩の国さいたま芸術劇場 |

ダンス

【参加者募集】さいたまダンス・ラボラトリVol.6(2022) 夏期集中ワークショップ

2022年6月16日

さいたまダンス・ラボラトリVol.6(2022)
夏期集中ワークショップ

 

2022年8月2日(火)〜6日(土)
彩の国さいたま芸術劇場  大稽古場

明日を担う若手ダンサーの育成や作品創作を目的として、2018年度よりスタートした育成・創造事業「さいたまダンス・ラボラトリ」。
第6弾となる今回は、イスラエルのバットシェバ舞踊団で活躍するダンサー中村恵理による「Gagaクラス」と、オハッド・ナハリン作品の「レパートリークラス」を開催いたします。バットシェバ舞踊団元芸術監督のオハッド・ナハリンが考案した「Gaga」は、身体の声に耳を傾け「動く喜び」を実感するムーヴメント・ランゲージとして世界的に高い注目を集めています。さらに「レパートリークラス」では、これまでバットシェバ舞踊団が上演してきたナハリン作品を舞踊団の現役ダンサーから教わることのできる貴重な機会です。

 

また、初回から継続して講師を務め、国内外で多岐にわたり活動する湯浅永麻を再び迎え、リサーチ・ワークショップ「Sources of creation」を開催いたします。これまで湯浅が手掛けたラボの過去作品等を映像によって創作プロセスを振り返りながら、作品を創作するにあたってのコンセプトの源、動機や意義、そしてそれらを体現するムーヴメントのあり方について、皆さまとオープンかつフラットに対話を重ねていきます。作品の完成(アウトプット)を主なる目的とするのではなく、インプットを重視したクラスです。

 

自身の身体と集中的に向き合うワークショップ。意欲溢れるダンサー/アーティストの皆さまのご応募をお待ちしております!

 


 

――ワークショップに向けて――

 

<中村恵理コメント>
Gagaクラスでは、自分自身と空間とのつながりや、重力や動き、身体の質感、体が放つ力に耳を傾け、本来自身の持っている感覚を目覚めさせ、再発見しながらリサーチをしていきます。
レパートリークラスではオハッド・ナハリンの『Venezuela(ベネズエラ)』など、私がナハリンと創作過程を共にした作品の一部を教えます。
今回初めて日本でGagaクラス/レパートリーを教えます。「さいたまダンス・ラボラトリ」で皆さまにお会いすることを、とても楽しみにしています。

 

 

 

 

<湯浅永麻コメント>
私にとっての「さいたまダンス・ラボラトリ」(さいラボ)は、意欲のあるダンサー達と創作ができる貴重な機会です。さまざまな個性を持った人達と「振付」し、それらを「演出」して一つの作品を創っていく―コンセプトはその一連の流れを導いてくれる重要な原動力で、身体の動きを表現に昇華してくれます。
ネザーランド・ダンス・シアターのダンサー時代、振付家とのクリエーション時に、「ここはこうなるのか」「こうしたらもっと面白いのでは?」などの気づきが多くありましたが、今回のさいラボでは、過去作品ごとにコンセプトやインスピレーションの源、まとめていく過程を皆さまとシェアしながら、オープンに意見交換をして、多様な作品づくりのあり方や、ダンスで表現することの根本的な意義を改めて見つめ直していくことができたらと思っています。

 


 

【ワークショップ日程】
2022年8月2日(火)~6日(土)

 

【会場】
彩の国さいたま芸術劇場 大稽古場

 

【タイムスケジュール&プログラム】
①11:00~12:15 Gagaダンサー(講師:中村恵理)
②12:30~14:00 オハッド・ナハリン作品レパートリークラス(講師:中村恵理)
<休憩>
③15:00~19:00 リサーチ・ワークショップ「Sources of creation」(講師:湯浅永麻)
※タイムスケジュール、プログラム等はやむをえない事情により内容を変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
※その他、新型コロナウイルス感染症拡大の影響などにより内容を変更する場合があります。

 

【講師/ナビゲーター】中村恵理・湯浅永麻

 

【参加費】25,000円(税込)

 

【定員】25名

 

【対象】
15歳以上35歳未満のダンス経験者・中級以上
※原則、全日程参加できる方。
※ダンス経験のジャンルは特に問いません。対象外の年齢の方は相談可。

 

【応募方法】
応募フォームより以下の必要事項をご記入の上、締切日までにご応募ください。

①氏名 ②フリガナ ③性別 ④年齢 ⑤生年月日
⑥郵便番号 ⑦住所 ⑧電話番号 ⑨メールアドレス
⑩ダンス経験(ジャンル・年数及び舞台経験の詳細、出身校や所属校・機関など)
⑪「さいたまダンス・ラボラトリ」に参加したい理由(200字以内)
⑫顔写真1枚(1MB以内)※ファイル名に氏名必須
⑬全身写真1枚(1MB以内)※ファイル名に氏名必須
⑭動画
課題:インプロヴィゼーション(音楽なし、無音。基本的に自由即興ですが、「固体」「液体」「気体」のタスクを用いる)のソロ映像2分
※YouTubeに限定公開でアップし、リンクをフォームにてご入力ください。動画名に氏名の記載必須。

 

【応募先】下記フォームよりご応募ください。
https://forms.gle/X165b4XW3uLavv4t8

 

【応募締切】
2022年7月10日(日)必着
※応募者多数の場合は書類選考させていただきます。
※今回のカリキュラムでは、中村恵理クラス・湯浅永麻クラス両方にご参加いただきます。クラスを選ぶことはできません。
※結果は2022年7月15日(金)までに、応募者全員に通知いたします。
※定員に余裕がある場合に限り、締切後でも受け付けます。

 

【お問い合わせ】
彩の国さいたま芸術劇場(舞踊担当)
Email: workshop@saf.or.jp Tel: 048-858-5506

 

◆本企画は新型コロナウイルス感染症対策を講じながら開催いたします。ご参加の皆様へのお願い、当劇場の対応等につきましては下記をご確認いただき、あらかじめご了承のうえお申込みいただきますようお願い申し上げます。
https://www.saf.or.jp/arthall/information/detail/89212/

 


 

【講師プロフィール】

 

中村恵理(Eri Nakamura)

ダンサー。長野バレエ団出身。奨学生としてメルボルンのオーストラリア・バレエ学校に3年間留学し、2002年首席で卒業。2003年から2007年までスペイン・マドリードのヴィクトル・ウラテ・バレエ団に所属。2007年、Grademir Pankov氏が芸術監督を務めるカナダ・モントリオールのグラン・バレエ・カナディアンに移籍し、2008年までソリストとして舞台に立つ。その後2011年より現在までイスラエルのバットシェバ舞踊団に所属。ダンサーとして活動するほか、2015年よりオハッド・ナハリン作品『LAST WORK』『Venezuela』、ロイ・アサッフ作品『ADAM』の衣裳デザインを手掛けるなど、多岐にわたり活躍している。

 

 

 

湯浅永麻(Ema Yuasa)

ダンサー・振付家。モナコ公国プリンセスグレースアカデミーを首席卒業後、イリ・キリアン率いるネザーランド・ダンス・シアター(NDT)に約11年間所属。退団後、スウェーデン王立バレエのマッツ・エック版『Juliet & Romeo』ジュリエット役、サシャ・ヴァルツ『Körper』等に客演。シディ・ラルビ・シェルカウイ率いるEASTMANにも所属。異ジャンルアーティストとのコラボレーションプラットフォームXHIASMA(キアスマ)プロジェクトを立ち上げ、数々の作品を発表。第13回、15回日本ダンスフォーラム賞を受賞。現在はダミアン・ジャレ/名和晃平の新作に参加するなど、国内外で多岐にわたって活動している。