彩の国さいたま芸術劇場
ピアノ・エトワール・シリーズVol.6
アンドレイ・コロベイニコフ インタビュー
| 世界のクラシック音楽界を牽引するプロデューサー ルネ・マルタンが推薦するロシア・ピアニズムの若き継承者 アンドレイ・コロベイニコフ。 若干22歳ながら、司法試験に合格し、複数の言語を操るという多彩な面も持つ。 「ピアノは自分の一部」というコロベイニコフが今回の演奏会について語ってくれた。 | ![]() |
| −彩の国さいたま芸術劇場で演奏するのは、ロシアの名作ムソルグスキーの《展覧会の絵》とシューベルトの最後のソナタ。なぜこの大曲2曲を選んだのでしょうか。 |
| 今、地球全体では文化でも生活でもいろいろと共通性を持ってきて、あたかも世界はひとつというようになってきています。一方で、それぞれの民族独自の文化もあります。そのような状況の中で、ロシアの文化の良いものを紹介したいと思いました。ムソルグスキーはロシアの素晴らしい作曲家のひとりです。《展覧会の絵》を選んだのは、「演劇性」というところが、日本の文化と共通した部分を持っているのではないかと思ったからです。《展覧会の絵》には、小さいものが並んでいて、それぞれが変化していくという演劇性があります。以前日本で歌舞伎を見たときに、ただ大きいのではなく、いろいろな要素を並べているという面白さがある、と感じましたので、この作品も日本の皆さんにより理解していただきやすいのではないかと思いました。 シューベルトのソナタもとても好きな作品です。この作品を演奏していると、自分の人生のすべてをこの一曲の中で体験して、そのまま一緒に死んでしまうかのような気持ちになってしまいます。人生の中で出てくるいろいろな疑問や問題にぶち当たるようなことが曲の中に出てくるのですが、それだけではなく、きちんとその先に光が見え、そこへ向かう道も見えてくる。たぶん、シューベルトがこの作品を書いたときには、これが最後になると分かっていたのではないかと思います。だから、人生のいろいろなことが込められているのではないかと。この作品は、彼の遺言ではないかと思っています。 |
| −日本の聴衆について、どう思われますか? |
| 日本のお客さんは、まるで音の無い空間もしっかり聴いているように感じています。自分が演奏する時は、自分の感じていることを聴き手にも感じてもらいたい、と思って演奏していますので、集中して聴いてくださっている日本の観客の皆さんは、私の演奏からより多くを感じ取ってくれていると思っています。 |
| −彩の国さいたま芸術劇場での演奏会に向けて一言お願いします。 |
| 彩の国さいたま芸術劇場でのリサイタルに声をかけてもらったことを光栄に思っています。 自分にできる最高の演奏をしますので、楽しみにしていてください! |






















