小曽根 真の現在 Vol.1 ソロ×デュオ with 児玉 桃

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彩の国さいたま芸術劇場

小曽根 真の現在 Vol.1 ソロ×デュオ with 児玉 桃

小曽根 真の現在 Vol.1 ソロ×デュオ with 児玉 桃


 

世界のトップ・ジャズ・ピアニスト、小曽根 真が彩の国さいたま芸術劇場の音楽ホールを舞台に繰り広げるスペシャル・ライヴ・シリーズ。第1回公演にはゲストにピアニストの児玉 桃を迎えて、クラシックの名曲から即興まで、新たな地平を切り拓く!

出演者からのメッセージ

 ジャズピアニストがストラヴィンスキーの《春の祭典》を弾く、クラシックピアニストが初めてアドリブをやる、双方とも非常に大きなチャレンジだと思います。桃さんとは4年前に知り合い、バッハの3台のピアノの為のコンチェルトでご一緒したのですが、美しい姿勢でピアノに座り、表情を変えず淡々と弾く桃さん、なのに出て来る音は熱い。大きな力をどこかわからないところに蓄えつつ、決して派手ではなく品格があって優しい音色。僕には「不思議で魅力的な音色を持つピアニスト」だったんです。こうして僕は彼女のファンになったわけですが、何故か彼女も僕の音色は気に入ってくれたそうです。お互いの音楽の未知数が多いまま「いつかまたご一緒したいですね」と言い続けてようやくそれが今日実現する事になりました。自分の感覚だけを頼りに楽譜に書かれた音を表現しようとする僕、楽譜から全く離れて即興で音を紡ぐ世界に真正面から飛び込んで行く桃さん。とても恐い、でもとても楽しみ。でもコンサートのテーマはチャレンジではなくコミュニケーションです。ジャンルを越えた音楽という言葉を使って二人が刺激し合い、心と心が本気でぶつかり、そして助け合う。このコンサートは、僕にとっても桃さんにとっても新しい大きな一歩だと思います。
 今日この会場に集まって下さった皆様、こんな素晴らしい機会を作って下さった「彩の国」、そして児玉桃さんにあらためて感謝しています。それではワクワクドキドキの世界に僕達と一緒に旅をしましょう!
Bon Voyage!! And Wish us Luck!!
小曽根 真


小曽根さんの演奏を初めて生で聴かせて頂いたのは数年前のラ・フォル・ジュルネ音楽祭でした。作品はモーツァルトのコンチェルトでしたが、カデンツァなど、とにかくいつ何が飛び出すかわからない即興の面白さにとても興奮して、終演後楽屋に押し掛けて行きました。その後、バッハの3台のピアノのコンチェルトをご一緒させていただいたりしていますが、デュオとしては今回が初めての機会です。 私がいつも演奏する時に心がけている事は、その瞬間にその音楽が生まれたかのような新鮮さを表現することなのですが、それは、バッハやショパンといった凄い作曲家が書いた楽譜を土台に研究したうえでの事です。今回のプログラムは、書かれた楽譜があったりなかったりで・・・、その上、ピンポンみたいに球が行ったり来たりして、全てがクリエイティブです。そして、私にとって初体験となりますが、楽譜に書いていない事を弾く、即興への挑戦。ジャズもクラシックも素晴らしく演奏なさる小曽根さんのような音楽家とだからこそ、勇気を持って挑戦できることです。このようなスリルとサスペンスに満ちたひと時を皆さんと分かち合う事が出来てとても幸せです!

児玉 桃

公演インフォメーション

日時: 2010年9月4日(土) 開演15:00

会場: 彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール

出演: 小曽根 真(ピアノ)、児玉 桃(ピアノ)

曲目: 小曽根 真: ララバイ・フォー・ラビット
レイ・ブライアント: クバノ・チャント
小曽根 真: ワイルド・グース・チェイス
モーツァルト: 2台のピアノのためのソナタ ニ長調 KV448(375a)
[休憩]
ストラヴィンスキー: 春の祭典

【アンコール曲】
小曽根 真: ブルース・フォー・モモ


プロフィール

  小曽根 真 おぞねまこと (ピアノ)

 父、小曽根 実の影響でジャズに興味を持ち、独学で音楽を始める。6歳の時、初めてテレビで演奏し、7歳の時に大阪毎日放送で隔週でのレギュラー出演をスタート。その後も独学でジャズを勉強するが、12歳の時にオスカー・ピーターソンのソロ・ピアノを聴き、ジャズ・ピアノを始める決意をすると同時に、クラシック音楽についても神戸在住のジャン・メルオ神父に1年間師事する。またこの頃に、関西唯一のビッグバンド、アロージャズオーケストラを率いる北野タダオ氏に師事、オーケストラの編曲に興味を持つようになる。
 1976年北野タダオ氏の厚意により、神戸で開かれたジャズ・フェスティバル、「ワイドワイドジャズ」で初めてジャズ・ピアノ・ソリストとしてデビューを飾る。
 1980年6月渡米。1983年5月ボストンのバークリー音楽大学ジャズ作曲・編曲科部門を首席で卒業。同年6月、ニューヨークのカーネギーホールでソロ・ピアノ・リサイタルを開き、米CBSレーベルと日本人初の専属契約を結び全世界デビューを果たす。同時にグラミー賞受賞アーティスト、ゲイリー・バートン(ヴィブラフォン)のグループに参加、ワールド・ツアーを開始。この頃から作曲家としての活動も始め、ゲイリーをはじめとするさまざまなミュージシャンたちに曲を提供するようになる。
 1990年に帰国。1994年、初のソロ・ピアノ・アルバム『ブレイクアウト』を発表。1996年、カリブ海で行われたジャズ・クルーズにて北川 潔(ベース)、クラレンス・ペン(ドラムス)と劇的な出会いを果たし、ただちにトリオ結成を決断する。トリオ第1作『ザ・トリオ』のディスクは、スイングジャーナル誌のゴールド・ディスクに選ばれ、続いて同誌主催のジャズ・ディスク大賞<日本ジャズ賞>も受賞するなど絶賛を浴びた。1998年には同トリオの『ディア・オスカー』でジャズ・ディスク大賞<日本ジャズ賞>を2年連続受賞。1999年、更なる飛躍を期して再びニューヨークに移住。日本とアメリカを行き来しながら活動した。
 2000年、舞台音楽(ひょうご舞台芸術「二十世紀」/新国立劇場「欲望という名の電車」)で、第35回紀伊国屋演劇賞個人賞を受賞。
 2002年7月、デビュー20周年/ヴァーヴ移籍後10作目となる記念作『トレジャー』を発表。チック・コリア、ゲイリー・バートン、マイケル・ブレッカー、ジョン・ヘンドリックスという4人の世界的マスターたちをゲストに迎えた豪華共演が大きな話題となる。2003年2月、ゲイリー・バートンとのデュオ『ヴァーチュオーシ』(Concord)で、第45回グラミー賞に初ノミネート。惜しくも受賞は逃したが、全世界の注目を浴びた。
 近年は、クラシックにも本格的に挑戦。2000年9月、東京のオーチャードホールで井上道義指揮新日本フィルハーモニー交響楽団とガーシュウィンの《ピアノ協奏曲 ヘ長調》を、2001年12月には同じ顔ぶれでバーンスタインの《交響曲第2番 「不安の時代」》を演奏し、共に大好評を博した。
 2002年2月、井上道義氏の誘いでフランスのマルセイユに同行し、地元のオーケストラとガーシュウィンの《ピアノ協奏曲 ヘ長調》を演奏。2003年10月4日、「第18回国民文化祭・やまがた2003」開会式で総合プロデューサー、井上ひさし氏の依頼により自作の《協奏曲 「もがみ」》を弾き振りし話題を呼んだ。
 2004年7月、ジャズとクラシックの共存をコンセプトにした、トリオとストリングス・クァルテットの共演作《新世界》を発表。発売を記念した全国ツアーは日本各地でソールド・アウトを記録。9月には研鑽を積むため、アメリカのクラシックの名門学校イーストマン音楽院に3ヵ月間入学。11月には、総勢15名のビッグバンド「No Name Horses」と伊藤君子とのアルバムをビデオアーツからリリース。
 2005年2月、大阪ブルーノートでピア二スト塩谷 哲とのデュオ・ライヴを一週間開催。同年、「No Name Horses」のデビュー・アルバムをレコーディング。
 2006年8月には、ワルシャワでパキート・デリヴェラ(クラリネット)と共演し、斬新なインプロヴィゼーションで好評を博す。2007年7月、フランスのピアノ・フェスティバル「ラ・ロック・ダンテロン」に招かれ、ラ・マルセイエーズ誌に「天才の到来」と評される。8月にはワルシャワで尾高忠明指揮シンフォニア・ヴァルソヴィアとベートーヴェンの《ピアノ協奏曲第2番》を演奏。9月には東京JAZZに「No Name Horses」を率いて参加し、「着実にこの世界に新風を送っている」(日本経済新聞)と評された。また、スイングジャーナル誌で第32回南里文雄賞を受賞。  精力的な演奏活動のかたわら、人気FMジャズ番組「OZ MEETS JAZZ」(全国5局ネット)のパーソナリティーを務めるほか、テレビ出演や舞台音楽、ドラマ音楽を手がけるなど、ジャズの世界を超えた幅広い活動へと挑戦を続けている。

  児玉 桃 こだまもも (ピアノ)

 バッハからメシアンを含む現代作品まで、幅広いレパートリーと豊かな表現力で国際的な活躍を続けている。
 大阪に生まれ、1歳でヨーロッパに渡り、幼い頃からパリ国立音楽院教授故ムニエ女史に師事。13歳の時、最年少最優秀でパリ国立高等音楽院に入学。故タチアナ・ニコライエワ、アンドラーシュ・シフ、マレイ・ペライア、ヴェラ・ゴルノスタエワの各氏に師事し、16歳でピアノと室内楽のクラスを審査員全員一致のプレミエ・プリで卒業。在学中、セニガリア、エピナール両国際コンクールで優勝。1991年、ミュンヘン国際コンクールに最年少の19歳で最高位に輝く。
 17歳でシャトレ座の「若手と大家」シリーズに抜擢され、ヴァイオリンの大家、ジャン・ジャック・カントロフとの共演でパリ・デビューを行う。以後、ケント・ナガノ指揮 ベルリン・フィル、小澤征爾指揮 ボストン響、インバル指揮 ベルリン響、ノリントン指揮 シュトゥットガルト放送響、デュトワ指揮 N響、小澤征爾指揮 水戸室内管、ゲルギエフ指揮 都響、大野和士指揮 サイトウキネンオーケストラをはじめ、バイエルン放響、ベルリン・ドイツ響など、世界のトップオーケストラと共演を重ねている。
 リサイタルでは、チューリヒ・トーンハレをはじめ、1999年にはロンドンのウィグモアホールでデビューを飾るなど、ヨーロッパ各地で行い、モーストリー・モーツァルト、ルツェルン、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン、ラ・ロック・ダンテロン、ラ・フォル・ジュルネ(ナント、東京他)など、多くの国際音楽祭から招かれ、ラ・ロック・ダンテロンでのリサイタルは「いままでに聴いたことのない、まさにショパンの芸術の神髄とも言えるほど熱狂的な演奏を披露・・・」(ル・モンド紙)と絶賛された。
 国内では、2002年、トッパンホールで行った、メシアン《みどり子イエスに捧ぐ20のまなざし》全曲リサイタルが朝日新聞紙上で絶賛され、翌年年始の特集記事「2003年これがイチ押し!!」アーティストに選ばれるなど大きな話題を集めた。室内楽においては、マールボロ、ダボス、カシス音楽祭への参加、ウィーン八重奏団との日本ツアーで活躍。
 20世紀以降の音楽にも積極的に取り組み、2006年4月には北ドイツ放送交響楽団の定期演奏会での細川俊夫の新作(世界初演)とモーツァルトの協奏曲を一夜に演奏する企画と演奏が高く評価された。同プログラムは同年12月にも小澤征爾指揮 水戸室内管弦楽団定期演奏会で演奏し、絶賛された。同年8月にはフランスで、メシアン未発表の作品《ヴァイオリンとピアノのための幻想曲》の世界初演を果たし、メシアン生誕100年にあたる2008年には、ピアノ作品を中心とした5回のシリーズ公演「メシアン・プロジェクト」で高い評価を得た。また、現代の新進作曲家、ペルト、ヴィードマンから厚い信頼を得ており、新作初演などを手掛けている。
 CDはオクタビアレコードより2003年2月に、デビュー盤『ドビュッシー:impressions』を、次いで12月には『ショパン・ピアノ作品集』をリリース。2005年12月には『メシアン:幼子イエスに注ぐ20のまなざし』がリリースされ、好評を得ている。
 1994年度アリオン奨励賞、1997年第7回出光音楽賞、1999年第9回テレンス・ジャッド賞(英国)、2009年中島健蔵音楽賞および芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。2007年メシアン国際コンクール審査員。パリ在住。

チケットインフォメーション

料金:
券種正面席バルコニー席学生席(バルコニー席)
一般5,000円4,000円2,000円
メンバーズ4,500円

チケット発売日: 【メンバーズ】2010年3月27日(土)
【 一 般 】2010年4月3日(土)